複数機器の統合制御 「Smart菜園's クラウド」(パナソニック株式会社)


クラウド型統合環境制御システムで理想の栽培環境に!


 パナソニック株式会社は、2017年4月からクラウド型の統合環境制御システム「Smart菜園's クラウド」を販売している。本システムは、農業ハウス内の栽培環境を"かしこく"最適化し、いつでもどこからでもハウス内の状態を正確に把握できる、生産者の強い味方だ。

こんな方におすすめ

  • 栽培環境のデータ化(勘や経験からの脱却)やそれによる環境制御の高度化(理想的な栽培環境や非効率な機器稼働削減等)を実現したい農業経営者
  • 効率的かつ効果的な営農支援活動を実践したい農業組合
  • 記録を取りながら栽培研究を行いたい研究機関

農業ハウス向け統合環境制御システム「Smart菜園‘s クラウド」

 ハウス内外に温度や湿度などのセンサーを設置し、センサーからの出力データを圃場(ほじょう)内に設置した制御盤にて受け取る。このデータに基づき、ハウスに設置された環境制御機器、例えば「天窓」「カーテン」「ファン」などを統合的に制御することで、栽培環境をユーザーの設定に応じた理想の状態にする。
 センサー情報やカメラで取得した画像データは全てクラウドサーバーに蓄積されるため、インターネットに接続されたスマートフォンやタブレット、パソコンなどからハウスの状況がリアルタイムで確認でき、制御条件あるいは、環境制御を行う機器の動作条件の変更も遠隔で行うことが可能だ。

*納入範囲:統合環境制御システム制御盤&リレー盤(Smart菜園’sクラウド)1セット、ネットワークカメラ1台(オプション)、推奨センサー1セット(温湿度センサー1台、風速風向きセンサー1台、日射センサー1台、雨センサー1台、気象観測器1台)(オプション)

  
 「Smart菜園’sクラウド」の操作において、画面中段にリアルタイムのセンサーの値を表示しており、左下にはカメラで取得した最新の画像データ、右下には現在の環境制御機器の動作状況が表示される。さらに、遠隔で機器を強制的に制御する場合、例えば一時的にカーテンを1時間閉めておくなどの場合は画面上部にある遠隔操作パネルにて設定することで、遠隔で強制的に機器を動作させることが可能。また、いつでもシステム上で、グラフ化された時系列のセンサー値や機器動作履歴などが簡単に確認でき、クラウドサーバーからCSVやJPEG形式データがダウンロードできて分析などに活用できる。


「Smart菜園’sクラウド」の操作画面「Smart菜園’sクラウド」の操作画面
 

主な特徴

  1. 低コストで高度な環境制御を実現。外部気象計、汎用センサー、現在お使いの制御機器の使用が可能* (*パナソニック社にて接続可能か確認する必要あり)
  2. 専用PCおよびソフト不要。ブラウザ搭載機器(PC、スマートフォンetc)さえあれば、遠隔で環境モニタリングや制御が可能
  3. ネットワークカメラの接続が可能。外出先からでも圃場状況を画像確認可能
  4. クラウドシステムならではのハードウエア変更なしで、最新機能へアップデート可能なサービスを提供(無償) 
  5. 入出力各30ポートと接続数が多く、接続機器/系統も自由に割当可能
  6. 換気機器(側窓、天窓)の開閉制御を1%単位で設定可能
また、
  • 異常通知機能も搭載。例えば圃場内の温度が異常に上昇した際にはサイト上で登録したメールアドレスにメールを発信する。さらに、異常が発生した際に機器の動作も指定することも可能。例えば、ハウス温度が異常上昇した時は制御条件を無視して常に天窓を全開にしておくなど異常時のリスク回避ができる。
  • 機器操作に不慣れであったり、困ったことがあっても、必要に応じてユーザーの画面を同社専門オペレーターと共有しながらサポートを受けられるので、操作に戸惑うことがない。
  • ユーザーによるアクセス権限の設定によって、ユーザーが指定した自治体や営農支援団体ともリアルタイムで情報を共有できるので、データに基づいた病害虫発生の予防・相談や、栽培に関するアドバイスを受けることも可能。

導入農家の声<小原農園株式会社 代表取締役 小原恒亮様(トマト生産)>

 統合環境制御システムだと、さまざまな機器を細やかに制御して、最適な環境にしていけるのがよいですね。また、クラウドなので、高価な機器をハウスの中に置いておかなくてよい。家庭や外出先から、スマートフォンで見て触れる。いつでもどこでも使える機動性のよさが気に入っています。

スマートフォンで「Smart菜園’sクラウド」を操作する小原様スマートフォンで「Smart菜園’sクラウド」を操作する小原様

 「Smart菜園's クラウド」の使用により、勘や経験に基づくものを数字に置き換え、ノウハウを蓄積し、担当が代わっても栽培品質の安定、維持することが可能になる。農業生産者を始め、国の研究機関や種苗メーカーなど多くの導入実績があり、多くの生産者から高い評価を得ている。
 「Smart菜園's クラウド」は、日本の新しい農業実現に向け今後も進化・発展していく。

<問い合わせ先>
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
〒571-8686 大阪府門真市門真1048
■「Smart菜園‘sクラウド」製品URL
https://www2.panasonic.biz/ls/solution/agri/smartsaienscloud/
■専用メールアドレス
smartsaien@ml.jp.panasonic.com



<制作=日本農業新聞 広報局>