改革成果を毎月紹介 販売増の農家 2事例ずつ 福島・JAふくしま未来 広報誌で「見える化」

自己改革の優良事例を紹介するJAふくしま未来の広報誌「みらいろ」(福島市で)

 福島県のJAふくしま未来は、広報誌「みらいろ」で毎月、自己改革の成果を紹介している。JA独自の助成事業を活用して農産物の販売額が増えた農家の事例などを、どれだけ増えたかも含めて具体的に掲載。JAの取り組みを「見える化」し、組合員の理解や事業の一層の活用につなげている。

 広報誌で紹介するのは、資材や施設の導入などに助成する「農業振興支援事業」を活用した優良事例。昨年8月号から、毎月2事例ずつ掲載している。同事業はJAが自己改革の柱に位置付け、年間4億円の予算で組合員の農業生産拡大を後押しするものだ。2016年度は対象者の7割超が前年の販売額を上回るなど、実績を上げている。

 広報誌の記事では、同事業を活用した農家の栽培品目や面積、事業で導入した資材・施設の内容や助成額に加え、導入前後で販売数量や販売額がどれだけ増えたかを具体的に示す。販売額の掲載には抵抗感があるが、個人名を伏せることでできるだけ詳細に記し、他の農家が参考にしやすくした。事業を活用した農家のコメントも付ける。

 記事は、広報を担当する地域支援部と営農部、支店などが連携して作成する。「自己改革の実践事例を組合員に伝えるため、『見える化』が必要だった」とJA営農部。営農指導の現場で記事を資料として配ることもあり、記事を読んで事業の活用を相談する農家もいるという。

 JAの広報誌は、同事業の紹介の他にも、昨年12月号で自己改革の進捗(しんちょく)状況を具体的な数値を示して報告するなど、自己改革の取り組みを伝えることに力を入れる。「硬い内容になり過ぎないよう工夫している」(広報課)。広報誌はJAのホームページからも閲覧できる。

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