後継者として酪農盛り上げ 両親から引き継ぎへ 雇用やロボット導入も視野に 埼玉県秩父市根岸秀和さん(31)

牛の餌寄せをする秀和さん

 埼玉県の中山間地域に位置する秩父市下吉田で、根岸秀和さん(31)は後継者として、父の幸夫さん(60)、母の静江さん(55)と共に酪農を営む。幸夫さんが20歳の時に一から酪農家として立ち上げて約40年。秀和さんはJAちちぶの青年部に所属し、「今後は従業員を雇用し搾乳ロボット導入も検討し、経営体制を整えていきたい。酪農に興味のある人はぜひ声を掛けてほしい。一緒に秩父の酪農を盛り上げていきたい」と展望する。

 秀和さんは「長男としていずれは継がなくてはならない」と考え、25歳で就農。親子3人で酪農を経営し、JA酪農部会にも所属。施設は5棟(約40アール)で乳牛約120頭を飼養する。全て自家育成で種付けから出産、哺育、育成まで一貫して行う。

 毎日、午前6時半から午後9時まで朝夕の餌やりや牛舎の清掃、見回り、搾乳などを行う。乳量や乳質を良くするため、居住スペースを常に清潔に保ち、ストレスを与えないように徹底管理をしている。

 搾乳した生乳は、JA全農さいたま川越クーラーステーションに出荷。ふんは堆肥舎に運んで堆肥にし、地域農家に配布して耕畜連携を進める。

 人手が欲しい時や休みを取る時にはJA全農さいたま酪農ヘルパー事業を活用し、酪農ヘルパーを要請。ゆとりを持った経営に取り組む。

 幸夫さんは「あと数年でせがれに経営を引き継ぐ。今後はサポート役に回り、経営をフォローしたい」と期待する。秀和さんは「酪農は頑張ったら頑張った分だけ、自身にいろいろな形で返ってくる」と魅力を話す。

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