[料理] 栄養豊富“飲む点滴”で健康サポート 甘酒、調味料にどうぞ

「いつもの料理に少し加えるだけで、ぐっとおいしくなる」と説明する舘野さん(東京都港区で)

 栄養豊富で“飲む点滴”といわれる甘酒は、「健康や美容に良い」と人気があります。暑さが厳しくなるこれからの時期は、夏ばてや熱中症の予防も期待できます。飲むだけでなく調味料として使えば、日々の食事で手軽に取ることができます。甘酒の作り方や調理法、活用法を紹介します。
 

肉、米 ふんわり軟らか


 料理研究家の舘野真知子さん(44)は「甘酒は自然な甘味やとろみを付けたり、肉や米などをふんわり軟らかくしたりなど、調味料としても優れている」と説明します。砂糖や小麦粉の代わりになる他、料理のうま味を引き立たせる効果もあります。

 甘酒は米こうじで作るものと酒かすで作るものがありますが、調味料に向くのは米こうじで作る甘酒です。保温ポットを使えば、家庭で簡単に作れます。調味料として使うので、濃いめの方が使いやすいです。

 甘酒は素材の味を邪魔しないので、どんな料理にも合います。まずは普段の料理に、砂糖やみりんの代わりに使ってみましょう。素材に味が染み込みやすくなるので、味付けは控えめに。今回は、卵焼きとピクルスを紹介します。

 舘野さんは「古米を炊くときに入れると、甘くふっくら炊ける」と勧めます。甘酒は米1合に大さじ1の割合で、炊く直前に加えます。その他、みそ汁に少し加えたり、キウイフルーツなど果実に掛けて食べるのもお勧めです。

・適量継続して

 甘酒の栄養面での特徴について、東京農業大学醸造科学科の前橋健二教授は「ブドウ糖など甘酒に含まれる栄養素は、消化吸収しやすく、即効性がある」と説明します。

 ビタミン類も豊富に含みます。夏ばてで食欲がないときの栄養補給に向きます。ただし、取り過ぎは良くありません。1日にコップ1杯(100~180ミリリットル)程度が目安です。血中糖度がすぐに上がるため、糖尿病の人は注意が必要です。

 前橋教授は「一度に大量に取るのではなく、適量を継続して取るのが肝心だ」と強調します。

 調味料として使えば、飲むのが苦手な人でも手軽に取ることができます。普段の食事に上手に利用して、健康維持に役立てましょう。
 

甘酒卵焼き


■材料(1本分)

 卵3個、甘酒大4、塩小3分の1、植物油適量

■作り方

①ボウルに卵、甘酒、塩を入れ混ぜ合わせる。

②卵焼き器を熱して油を引く。弱火にして①を3分の1ずつ流し入れ、だし巻き卵の要領で焼く。

③粗熱をとり、食べやすい大きさに切る。
 

甘酒ピクルス


■材料

 キュウリ1本、ニンジン1本、パプリカ(赤)2分の1個、A(甘酒100ミリリットル、酢大2、塩小3分の2、ローリエ1枚、つぶしたニンニク1片分)

■作り方

①キュウリ、ニンジン、パプリカは長さ5センチの拍子切りにする。

②保存袋にAと野菜を入れてもみ、なじませる。

③冷蔵庫で一晩置き、味をなじませる。 
 

 

動画が正しい表示でご覧になれない場合は下記をクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=5RBb5c8fozo

おすすめ記事

動画ニュースの新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは