豚コレラ防疫強化を ワクチン使用も論議 自民対策本部

 江藤本部長は「県境ぎりぎりまで(感染が)迫っている。金がないから(防止)できないなら、党を挙げて国と折衝して必要額を確保する」と決意を示した。

 29日に岐阜県各務原市の養豚場で新たに発生が確認。昨年9月に岐阜市で初めて確認されて以降、発生農場は7カ所に及び、殺処分された豚は計1万頭を超えた。

 日本養豚協会の香川雅彦会長は会合で、長期化する事態に「農家は精神的に負担を受けている」と訴え、 経営支援や侵入防止策の徹底を求めた。

 同省によると豚コレラが流行した欧州の一部地域で、餌に混ぜたワクチンを使い、野生動物による感染拡大を防いだ例がある。香川氏は「2月中に(経口ワクチン使用の)結論を出してもらわないと、(山に)食べ物が豊富になってからでは遅い」と指摘。出席議員からも早期判断を求める声が相次いだ。 同省は豚肉輸出への影響なども見極めて是非を判断する。

 同省は、農場で飼養衛生管理基準が順守されていないことが問題とみる。これまで岐阜県の職員が農場に順守状況を聞き取りなどで確認していたが、実際に調べると基準が守られていないケースがあった。国や他県、獣医師など第三者が直接確認し、侵入防止対策を徹底させたい考えだ。

 2月の中国圏の春節(旧正月)に伴う連休で訪日客増加が見込まれ、中国で猛威を振るうアフリカ豚コレラが侵入する危険も高まっている。

 同省は、空港などで感染源となる畜産物の持ち込みがないかを探す検疫探知犬を現在の29頭から4頭増やすなど、侵入防止対策を強化するとした。 
 
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