新元号 花でお祝い ポスター、菊 消費追い風に

「令和」の文字を大きく記したポスターを掲げるオランダ屋高円寺店(東京都杉並区で)

青山フラワーマケットで販売する「令和ブーケ」(パーク・コーポレーション提供)

 新元号「令和」にあやかり、花の消費拡大を目指す取り組みが始まった。令和の文字を記したポスターの店頭掲示や、皇室の象徴である菊を使ったブーケ提案などで売り込みを強めている。民間会社の調査によると、改元による花きの経済効果は約50億円を見込む。

 「祝! 新元号 令和 花を飾って迎えませんか」――。「母の日」(5月12日)商戦が始まる中、東京、千葉で15店舗の花小売店「オランダ屋」を展開するブルーミストは、令和にあやかった販促に力を入れる。

 店頭掲示の他、「令和最初の母の日」と記したカタログも作成した。蓑口猛社長は「昭和から平成への改元時は自粛ムードに包まれたが、今回はお祝いムードがある。改元の節目で例年以上に、お墓参りをしたり、母の日に花を贈りたいとの気分は高まると思う。積極的に消費を刺激したい」と話す。

 花小売店「青山フラワーマーケット」を展開するパーク・コーポレーションは25日から、大ぶりに咲かせた「フルブルーム」と呼ばれる菊を使った「令和ブーケ」を国内全101店舗で売り出す。産地は愛知産。販売価格は「マム1輪令和ブーケ」が1束888円。オンラインショップで販売するオリジナル令和ブーケは4000円。

 花きの調査研究をする大田花き花の生活研究所は、改元による花きの経済効果を約50億円と試算する。

 同研究所によると、めでたいことにあやかりたいとの意識の高まりで、ミレニアム(千年紀)婚が流行した2000年の婚姻組数は前年比で約5%増えた。今回の改元でも同様の需要が期待できるとみる。近年の「母の日」のギフトマーケット(約560億円)、婚礼マーケット(約420億円)の合計の5%分を経済効果とした。

 同研究所の桐生進代表は「改元のお祝い事には花を使う、という印象が強まってほしい」と、消費の盛り上がりに期待する。
 

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