香港出張を終えた女性が、空港で電話をしながら時折せき込む

 香港出張を終えた女性が、空港で電話をしながら時折せき込む。風邪のひき始めのような症状は、恐ろしい疫病の始まりだった▼米国でヒットした映画『コンテイジョン』(2011年)は、感染症の脅威を描いた。中国から瞬く間に地球規模で広がり、パンデミック(世界的大流行)に陥る。フィクションとはいえ、今直面する新型肺炎を予見したような筋書きである▼見えない“敵”の襲撃に市民の不安は一気に高まり、疫病の恐怖に群集は逃げ惑い、食料や医療品を奪い合う。パニックの怖さである。最後は女性ドクターが自分の体でワクチンの効果を確かめ窮状を救うが、現実はそううまくいくだろうか▼一日も早く収束してほしい新型コロナウイルス禍である。日本でも感染ルートの分からない事例が相次いで確認された。封じ込めはうまくいかず、「ステージは変わった」とみるべきだろう。市中感染である。人が集まる学校や職場での防疫対策を強化し、できるだけ感染を広げないことが重要となる。1日に手で顔を触る回数は「2000~3000回」と、先の映画に出てくる。小まめに手洗いを行い、うがいとマスクで身を守るしかあるまい▼国境を越えて人とモノが行き交うグローバル時代は、いろんな危険も入り込む。しっかり防御せねば。
 

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