オーガニック近江米 「有機」県域で産地化 滋賀県

「オーガニック近江米」の県統一パッケージ

統一銘柄で販売 日本一掲げJAと連携


 滋賀県は2020年産から、農薬と化学肥料を使わない有機栽培(オーガニック)米の産地化に乗り出す。JAグループ滋賀と連携し、「オーガニック近江米」の統一ブランドで販売。米政策転換で産地主体の米生産が求められる中、「オーガニックといえば滋賀」という産地のブランドイメージを定着させ、県産米全体の有利販売につなげていく。県はオーガニック米の生産量日本一を目標に掲げる。

 県はこれまで、環境に配慮した農業に全国に先駆けて取り組んできた。03年には「滋賀県環境こだわり農業推進条例」を施行。農薬と化学肥料の使用量を通常の半分以下に抑えた「環境こだわり農業」を推進する。特に米では、19年産の取り組み面積が県内の作付面積全体の44%に達している。

 こうした中、県はオーガニック農業の推進を新たに掲げた。米は、19年産の試験販売を踏まえ20年産から本格的に産地化に乗り出す。

 産地化ではJAグループ滋賀と連携する。JA全農しがが県内JAを通じ、オーガニック米を一元的に集荷する体制を整え、ロットを確保。「オーガニック近江米」のブランドで、県統一パッケージで売り出す。県によるとオーガニック米を県域でブランド化し販売するのは全国初という。

 全農しがは「オーガニック米は小規模産地が多い。県内生産量が伸びれば他産地との差別化販売が期待できる」と話す。

 県の有機栽培米の作付面積は18年4月時点で131ヘクタールで、22年産までに倍増させる目標を掲げる。県は「米政策の転換で産地主体の米生産が求められる中、生産者や関係団体と連携し、県産米独自の販売戦略につなげたい」と意気込む。
 

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