[新型コロナ] 中小農家助成200億円 2次補正案 次期作支援拡充

 政府は25日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う2020年度第2次補正予算案で、中小を含む農林漁業者向けの助成金として新設する「経営継続補助金」に200億円程度を計上する方向で調整に入った。肉用牛繁殖農家への奨励金には、100億円程度を計上。花や果実などの次期作支援は、交付単価を大幅に引き上げる。

 経営継続補助金は、販路開拓や感染防止策といったコロナ対策の取り組みに対し、経営計画の提出などを条件として、150万円を上限に支援する。小規模商工業者を対象とする経済産業省の「持続化補助金」の農業版として位置付ける。

 繁殖農家向けの奨励金は、子牛価格の大幅な下落を踏まえて新設する。

 黒毛和種では子牛価格が1頭60万円を下回った場合に1万円、同57万円を下回った場合に3万円と、価格下落に応じた単価とする方向で調整している。1次補正予算に盛り込まれた肥育牛への奨励金と同様に、一定の取り組みの実施を条件とする。

 1次補正予算に盛り込まれた次期作支援の交付単価は、施設栽培の花き、大葉やワサビなどで10アール当たり80万円、ブドウやサクランボ、マンゴーといった果実は同25万円に引き上げる方向で調整する。

 1次補正予算の交付単価は同5万円が基本で、生産コストのかかる品目では不足が指摘されていた。1次補正予算で242億円を計上しているが、不足した場合は予備費で対応する。

 政府は27日に2次補正予算案を閣議決定する。政府・与党は6月17日までの今国会中に成立させる方針だ。
 

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