柿出荷コンテナ避難所ベッドに 端境期、市へ貸与 福岡・JAにじ

協定締結後、コンテナを手にする右田組合長(左)と高木市長(福岡県うきは市で)

 JAにじは、保有する柿出荷用のコンテナを、11月前後の出荷最盛期を除く災害発生時にうきは市に貸与して、市の指定避難所36カ所でベッドとして活用する。低コスト、軽量で強いコンテナを活用した、果樹産地ならではの防災対策だ。

 柿出荷用のコンテナをベッドにすることを考案したのは、市消防防災係の井浦憲剛さん。井浦さんによると、コンテナを並べるだけで簡単にベッドができる。軽量で段ボール箱の数十倍の強度があり、湿気に強く、通気性が良いことも利点だ。

 地域防災マネジャーや防災士も務める井浦さんは、費用がかかり、保管に広い場所が必要な段ボール箱に代わるものを模索していた。

 コンテナをベッドにする方法は、10個並べて上にウレタンマットを敷くだけ。JAが保管する柿コンテナは約3万5000個。災害時には3500床分のコンテナベッドが用意できる。コンテナは高さ36センチで、高齢者にも使いやすいサイズだという。

 7月上旬に市とJAは、災害時のコンテナ貸与に関する協定を同市役所で締結した。高木典雄市長は「フルーツ王国ならではの防災対策であり大変心強い」と語った。JAの右田英訓組合長は「JAとして地域の安全に一層役割を果たしていきたい」と意欲をにじませた。

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