全農ツイッター、登録者数16万人超 手軽な旬のレシピ好評
同アカウントは2019年7月に開設。これまでの投稿数の累計は1200件以上で、ほぼ毎日1件以上の投稿を続ける。特に反響の大きかった上位10位の投稿は、累計で126万件を超える「いいね」を記録した。
農産物の旬や需給緩和に関連したタイムリーな投稿も特徴だ。昨年12月23日に投稿した「ロイヤルミルクティーの作り方」は、歴代3位の約13万件の「いいね」を記録。年末年始に懸念された生乳廃棄を防ぐために企画した。全農の他の牛乳消費拡大の取り組みと併せて注目され、テレビ局5社から取材依頼があったという。
21年に反響の大きかったレシピ10選をまとめた投稿は、NHKのニュースで「献立を考えるときに頼りになる」と紹介された。メディアに取り上げられることで、さらにフォロワー数が伸びている。
レシピなどの投稿は広報企画課の職員7人が考える。自ら調理し撮影まで行う。料理が得意、旬や食材の特徴に詳しいといった職員の個性を持ち寄り、アイデアを練る。他部署の職員との雑談や県本部の情報から着想を得ることもあるという。焼いただけ、載せただけなど、シンプルな調理法や食材を丸ごと調理する見た目のインパクトなどが支持されているとみる。
同課の福田敦子さんは「おいしくて何度も作ったとのコメントがあるとうれしい。旬を迎える食材をたくさん食べるきっかけになれば」と強調する。