生消つなぐアプリ稼働 資材在庫確認、生産者紹介、直売所クーポン… 宮城・JA仙台
アプリでは動画投稿サイト「ユーチューブ」やインスタグラムなどの外部サイトへのリンクも設置。組合員向けのコンテンツとして「会員ページ」を設け、金融や共済のキャンペーンなどの情報を配信する。営農関連ではアプリ内から各営農センターの資材の在庫確認ができる仕組みや、来年にウェブ購買店舗を開設する予定だ。
さらに、「仙台の匠(たくみ)たち」では農産物直売所たなばたけへの出荷者や青年部などを中心とした生産者を紹介するコーナーを設けた。顔と名前の他にも販売先や趣味、自分の性格など、親近感の湧く質問を多数掲載して顔の見える安全・安心な野菜であることを示す。
消費者向けのコンテンツとして「スタンプ」や「クーポン」などを導入。農産物直売所で買い物をするともらえるスタンプがたまると、限定商品がもらえる。「ニュース」では、地域やJAのイベント、直売所のお得な情報を掲載。出荷価格の目安になるように組合員限定で卸売市場の園芸情報など営農情報も配信していく。
藤澤和明組合長は「アプリの導入で、『JAは農家だけのもの』というイメージを払拭したい。幅広い年齢層の利用拡大を図り、准組合員の事業参画も視野に入れていく」と話す。