米の対中輸出拡大 160トンに急増 工場指定追い風 ホクレン

 ホクレンが手掛ける中国への米輸出が伸びている。2018年5月に北海道石狩市のホクレンパールライス工場が、同国の指定精米工場となったことを追い風に、同月から19年3月末までに前年度の10倍を超える約160トンを輸出した。現地の貿易会社と販促を強化したことも成果につながった。19年度は、現地スーパーなど小売りへの働き掛けを強める。販売目標は600トンを掲げる。

 ホクレンの中国への輸出実績は近年10トン前後にとどまっていた。だが、指定精米工場になってからは、輸出用米の手配や在庫管理がしやすくなり、スムーズな輸出につながった。

 輸出する品種は「ゆめぴりか」「ななつぼし」。「ゆめぴりか」は「北海道米の中で最高級」、「ななつぼし」は「道内で最も多く食べられている」と紹介。両品種が日本穀物検定協会の食味ランキングで特Aを獲得していることも強調し、品質の高さをPRした。

 商品は1袋2キロ入り。販売先は百貨店が中心で、インターネット通販でも扱う。今後はスーパーでの展開を検討する。

 19年度目標の600トンは、継続的な販売を目指し、40フィートのコンテナ2基分を毎月出荷すると見込んで算出した。

 現地での北海道米の価格は、中国産の5倍超に上ることもある。ホクレンは「食味の良さや高価格の理由を伝えることが大切。普段の食事で北海道米を食べる習慣を根付かせたい」(パールライス販売課)と話す。 
 

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