国産バナナいかが? キッチンカーで魅力“発進” 東広島市の農園

キッチンカーでバナナを使ったメニューを提供する勝梅園のスタッフ(広島県東広島市で)

 広島県東広島市でバナナを栽培する勝梅園のキッチンカーが話題を集めている。バナナをふんだんに使ったソフトクリームやスムージーなどのオリジナル商品を提供。JAや県内各地のイベントに出向き、国産バナナのおいしさを伝えている。

 2トントラックを改装し、流し台や冷凍庫、冷蔵庫を備えたキッチンカーは4月から営業する。ナンバーは「877(バナナ)」。目を引くデザインにこだわり、車体はバナナと同じ鮮やかな黄色で、栽培するバナナの木やブランド名「ヒロシマPEACEバナナ」を描いた。

 週末を中心に、JA広島中央の産直市や祭り、大学の学園祭、地域イベントなどを巡る。糖度20以上、濃厚でクリーミーなバナナの特長を生かしたメニューも開発。自社栽培する他の農産物も使っている。

 ソフトクリーム、牛乳で作る「バナナスムージー」、ブロッコリーを入れた「バナッコリースムージー」などが人気だ。多い日で300人が来店する。

 同園会長の中田勝さん(71)は、機械加工などを手掛けてきたが、所有する土地2・4ヘクタールを活用して観光農園を開こうと、2015年に農業を始めた。バナナは2017年から、高さ約7メートルのハウス2棟23アールで栽培。500本を農薬を使わずに育てている。

 バナナは、JA産直市などで販売してきたが、人が多く集まるイベントへの出店でバナナと農園を広くPRしようと、キッチンカーを導入した。

 出荷できない小さなサイズを原料に6次産業化で付加価値を高める中田さん。「バナナのおいしさと農園を知ってもらいたい。栽培と販売を軌道に乗せ、地域活性化に貢献したい」と意気込む。

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