[新型コロナ] 子ども食堂に備蓄米 「食育」で無償提供 農水省

 農水省は26日、政府備蓄米の一部を子ども食堂などに無償提供することを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、学校給食が停止する中、多くの子どもが食事を取ることができる場として、子ども食堂が大きな役割を果たしている点に着目。これまでは要件を満たした小中学校などが対象だったが、子ども食堂にも拡大した。

 子ども食堂は、家庭環境や経済的な事情などにで、食事を取ることが難しい子どもらを受け入れる施設。同省は、ごはん食の推進など、食育の一環として1998年度から学給に備蓄米を提供してきた。学給以外に食育の一環として備蓄米を提供するのは初めて。

 江藤拓農相は同日の閣議後会見で、学校給食がなくなった中、子ども食堂は「学校給食の補完機能を果たす。その役割が、改めて社会的にも再認識された」と強調。備蓄米を無償提供し、食育を含めて活動をさらに後押しする考えを示した。

 1施設当たり年間で最大60キロを提供する。運営者が市町村の社会福祉協議会を通じて申し込む。米の備蓄制度への理解、ごはん食の推進といった食育を実施し、前年度よりも米の年間使用量を増やすことが要件となる。炊飯調理し、ごはん食を提供するフードバンクも無償提供の対象となる。

 学校への提供は通常、都道府県や市町村が取りまとめ各地方農政局を通して申請するため、申請から提供まで2、3カ月かかる。

 子ども食堂などへの提供は、市町村の社会福祉協議会から直接農水省に申請するため、申請から1カ月程度で提供される。同省は「来年度以降も食育の一環として継続していきたい」(穀物課)としている。
 

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