物質文明が進み、環境負荷が増える

 物質文明が進み、環境負荷が増える。地球は増え続ける人類を養い続けられるだろうか▼33年前のきょう、ユーゴスラビア(当時)で男の子が生まれ、地球上の人口は50億人に達した。その後も増え、現在は78億人近い。国連は、2050年に97億人になると見通す。100億人も視野に入ったと聞くと、満員電車に乗った時のような、息苦しさすら感じてくる▼資源に限りある地球でどう暮らすかは、人類が直面する大きな課題である。人1人が使っている自然資源の再生に必要な面積を示す指標がある。「エコロジカル・フットプリント」。米国が8ヘクタール台で最も多く、日本と欧州は4ヘクタール台。アフリカ、インドは1ヘクタール台である。全部で地球の表面積の1・69倍に達し、既に、持続可能な水準を超えている。峯陽一著『2100年の世界地図』で知った▼食料の入手も難しさを増すだろう。先進国と途上国の「食の格差」もあって、8億人が食料不足で苦しむ。食料増産のために森林の伐採が進めば、地球温暖化で自然災害が多発する。新型コロナのような疫病に加え、バッタの大発生も襲う。克服されたかに見えた、ローマ・クラブの予言「成長の限界」が、再び現実味を帯びてきた▼きょうは、世界人口デー。地球で生きる全ての人間の未来を考えたい。
 

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