コロナ禍の今こそ協同組合の役割発揮の時ではないか

 コロナ禍の今こそ協同組合の役割発揮の時ではないか。本紙連載を冊子にした『協同組合を学ぶ100の言葉』で理解を深めたい▼JCAが執筆した。世界の協同組合やJA自己改革、先人の言葉と多方面にわたる。キーワードは切りのいい“100”。1分半強の約100秒で読み切れる短い分量に100の言葉を約100ページでまとめた▼冊子で紹介したいくつかを。〈百万一心〉は戦国武将・毛利元就による。〈三本の矢〉の例えでもおなじみの智将である。皆が心を一つにすればやれないものはない。協同組合の本質を端的に示す四字熟語でもあろう。言うまでもないが、アベノミクス3本の矢とは全く異質である▼〈遠きをはかる者〉は二宮尊徳語録から。目前の利益ばかりを見ず、先の事を考える人や組織こそ強みを持つとの教え。〈耕す心〉は藤田三郎元全中会長が唱えた。〈一億耕さざれば一億飢(うえ)ゆ 田あるのもは田を耕せ 田なきものは心を耕せ〉と。冊子にはないが、幕末思想家・佐藤一斎の〈暗夜を憂うことなかれ。ただ一灯を頼め〉が浮かぶ。闇を照らす協同組合理論と重なる▼安倍政治継承の菅義偉内閣が動きだした。だが〈継承〉は〈警鐘〉と読み替えられる。格差拡大の中で、協同組合の言葉と実践に学ぶのは“今”である。

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