[千葉・JAちばみどり移動編集局] 飾るから食べるへ パセリ意識改革?! 消費増へ調味料開発

「金目鯛のパセリバターパン粉焼き」を試食する農家ら(千葉県銚子市で)

 千葉県のJAちばみどりは、全国屈指のパセリ産地だ。JAとJAパセリ部会は「“飾る”から“食べる”へ」をテーマに、パセリを使った料理や加工品開発に力を入れる。今秋には第1弾として、地元料理人がパセリを使ったソースなど調味料を考案。試食会を開き、商品化への可能性を探った。

 パセリ部会は現在、約100人が周年栽培し、年間425トン(2019年度)を首都圏の市場などに出荷する。新型コロナウイルス禍で、2月下旬から料亭やホテルなど業務用需要がほとんどなくなり、JAと部会は危機感を持った。パセリは添え物という印象が強く、需要を回復するには新たな利用方法を開発して、消費の裾野を広げる必要があると判断した。

 管内の銚子プラザホテル(銚子市)の漆原秀樹料理長に、パセリを使った調味料の開発を依頼した。9月にはピンクペッパー、タマネギ、オリーブオイルを使った「パセリソース」と、バターに塩と練り込んだ「パセリバター」が完成した。

 「プロの味を誰でも使える調味料に仕上げた。栄養価を考えれば、パセリは魅力的な食材だ」と漆原料理長。10月に開いた試食会では「マグロのカルパッチョ パセリソースがけ」「金目鯛(きんめだい)のパセリバターパン粉焼き」など4種類を用意。JA職員や部員が、見た目やおいしさ、風味などを確認した。アンケートを取り、今後の商品化に生かす考えだ。

 部会長の浪川甚一郎さん(53)は「とてもおいしい。調味料として道の駅などで販売し、パセリの消費拡大につなげたい」と期待をかける。
 

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