養鶏農家3割廃業 コロナ禍、飼料急騰 ナイジェリア

 ナイジェリアの養鶏農家の3割が、新型コロナウイルス禍で廃業に追い込まれている。流通の混乱や飼料価格高騰のためだ。食料価格も上がり、消費者を苦しめている。国連はこのまま続くと飢餓人口が年末に30万人に上る恐れがあるとして、国際社会の支援を呼び掛けている。

 同国家禽(かきん)協会によると、長引く干ばつで穀物生産が減っているところにコロナ禍が重なり、飼料価格が急騰した。混合飼料の1袋(25キロ)価格は、2020年3月から11月までで75%も高騰し、4600~5300ナイラ(約1300~1500円)になった。その影響で、全商業養鶏農家1万7000戸の3割以上が廃業した。

 流通の停滞などで食品価格も高騰した。国家統計局によると、米1キロ当たりの平均価格はコロナ禍前の19年10月からの1年間で23・5%上がり、550ナイラ(約151円)になった。

 国連は、この状況が続くと現在食料不安を抱える国内380万人のうち、死に直面する人が年末には約30万人に上ると警告し、国際社会に支援を求める。途上国農業を支援する国際農業開発基金(IFAD)を通じ、90万ドル(約9420万円)の予算で小規模農家を中心に支援する方針だ。

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