柔道やボクシングなど体重による「階級制」を採る競技では

 柔道やボクシングなど体重による「階級制」を採る競技では、減量に取り組む選手が多い▼自分のパワーと体格を生かす、有利な階級を目指すためである。もともと均整の取れた体を、さらに絞り込むのだからつらい。水を飲むことも我慢し、脱水症状が出てしまう選手もあるという。「相手との対戦以上に苦しい闘いだ」とも聞く▼アジア人初の五輪3連覇を果たした柔道の野村忠宏さんは、風呂に2回入るだけで減量できるという「野村都市伝説」が出回るほど簡単に減らせた。ところが、シドニー五輪前後からは63~63・5キロで安定し、3キロ前後の減量が必要だった。食事を制限しながら、練習で絞る。3連覇には、人知れぬ苦労があったことだろう。著書『戦う理由』(Gakken)で知った▼減量にも似た取り組みである。本紙はきのう付から活字を大きくした。多くの読者に目の負担を少しでも軽くしていただくためだが、その代わりに、1ページの文字数が減った。当欄も521字から502字に。かといって、情報の質と量を落とすわけにはいかない。腕の見せどころである▼できるだけ無駄を省き、心の琴線に触れるみずみずしい文章で喜怒哀楽をつづる。これまで以上の切れ味で、お届けしたい。

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