トヨタの豊田章男社長が強調する「100年に1度の大変革の時」を肌で感じた

 トヨタの豊田章男社長が強調する「100年に1度の大変革の時」を肌で感じた。今回の東京モーターショーは、近未来の姿が見える▼工業製品で〈愛〉が付く唯一で特別な存在だった。〈愛車〉の名に代表され日常生活に欠かせない自動車が、これまでとは違う道を行く。ネットとつながり、自動運転、共有(シェア)、そして電動化が進む。これらは〈ケース〉と読む英頭文字〈CASE〉に象徴される。排ガスゼロで環境に優しく、AIも駆使しながら利便性を増す▼電気自動車を示すEVは、ノーベル賞や相次ぐ災害対応とも絡む。リチウム電池開発でノーベル化学賞に輝いた吉野彰さん。走行距離とコストを左右する電池の進化は、今後のEV普及の鍵を握る。気象災害で停電が復旧の大きな足かせになった。EVを電源にすれば、万が一の停電でも家庭の電気を補える▼日本各社のブースには、市販する最新EVが勢ぞろいし世界初お目見えの車もあった。従来の新車展示重視から一変し、電気や通信など異業種の参加も目立つ。日本の近未来を一目見ようと、入場者は前回の7割増、130万人を超えた▼1次産業でも参考になる。技術革新を伴うスマート農業も似た動きだろう。自動車の地殻変動を農業の視点からも読み解き活用したい。 
 

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