ほしいも神社 御利益は… 茨城1000万円集め農家ら建設

干し芋作りを広めた小池吉兵衛の銅像と創建された「ほしいも神社」(茨城県ひたちなか市で)

 全国一の干し芋の産地をPRしようと、ひたちなか市の堀出神社の境内に「ほしいも神社」が建立され、参拝者が増えている。干し芋の聖地にしようと、参道に並ぶ大小26基の鳥居は干し芋をイメージした黄金色。御利益は干し芋にかけて「欲しいものは全て手に入る」だ。

 地元農業の発展のため同神社や干し芋生産者らが3年前に創建を発案。県内外の企業や干し芋愛好者などからの寄付で、約1000万円の建設費を賄った。

 神社のデザインは、一般社団法人「ほしいも学校」のプロジェクトリーダー・佐藤卓さんが担当した。鳥居は一般的な朱色でなく金箔を使った黄金色で、台座の部分は干し芋の形をした石を「末広がりの八」に配置し、神社に幸運を呼び込む思いを込めた。

 堀出神社は、水戸藩の2代藩主徳川光圀が古墳を掘った際、ご神体となる鏡が出土したことから「掘って出た神社」を由来に名付けられた。境内には、明治時代に神社のある阿字ケ浦地区で干し芋作りを広めた小池吉兵衛の銅像も立つ。

 同神社宮司の宮本正詞さんは「ほしいも神社を観光振興につなげ、たくさんの人にお参りしてほしい」と話した。

 神社は毎日、日没後から午前0時までライトアップされる。併せて干し芋の直売所も作られた。年に2回、現地でイベントを開く計画を立てている。

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