春本番、いよいよセンバツ。こう書こうと思っていた

 春本番、いよいよセンバツ。こう書こうと思っていた。改めて球児らの無念さを思う▼とはいえ、きょうはやはり野球の話題を。間もなく甲子園でも活躍した〈打撃の神様〉生誕100年。巨人V9の偉業に輝く川上哲治は100年前の3月23日に生まれた。記憶に残るのは〈ONコンビ〉を擁した抜群の強さ。頂上決戦では阪急、南海などパ・リーグの強豪を撃破。「管理野球」は成果を上げた半面、野球ファンの巨人離れが進んだとの指摘も▼先日、千葉県習志野市の「読売巨人軍発祥の地」の碑を訪ねた。歴代監督らの手形とサインがある。86年前、ベーブ・ルースら米大リーガーが訪日し、全日本軍と戦う。その時の選手らが母体となり日本初のプロ野球チームができた。少年だった川上も大きな刺激を受けたに違いない▼現役時代を知らないが、〈神様〉と言われるだけはある。猛練習の果てに心眼を開き「球が止まって見えた」など逸話も。トレードマークは赤バット。19歳で巨人の4番を担い首位打者に。球界初の2000本安打も達成した。一時期、「投手で4番」の元祖“二刀流”に驚く。よく色紙に書いた「一打一生」に覚悟のほどを感じる▼あす「春分の日」。“球春”の字が浮かぶ。今年は急にシュンとなった〈きゅうしゅん〉だが。

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