鍋シーズン 商材仕入れ活発 ネギ増量も堅調維持

 鍋商材の仕入れが活発になってきた。10月中旬のネギの日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1キロ366円と、平年(過去5年平均)の17%高。遅れていた東北産がピークを迎え増量してきたが、下旬も平年以上の堅調相場を見込む。ハクサイは同19%安の1キロ60円。産地が切り替わっても安定した入荷が続くが、荷動きは良く下げ止まりを見込む。

 ネギは、気温が下がり需要が高まる一方、入荷は伸び悩んでいた。中旬の7卸出荷量は1155トンと同7%減。卸売会社は「東北の主産地が、雨天が続いてニンニクの植え付けや米の収穫作業がずれ込み、出荷が遅れていた」と話す。

 下旬に入り、出荷ペースは上がってきた。主産地を抱えるJA全農あおもりの出荷量は、日量8000~1万ケース(1ケース5キロ)で推移。「ようやく平年並みに乗ってきた。下旬をピークに、11月上旬までまとまった出荷が続く」と話す。

 ハクサイは、10月中旬の7卸入荷量は7684トンと同7%増。「主産地の長野産は潤沢な入荷が続き、後続の茨城産も急ピッチで増量してきた」(卸売会社)。

 JA全農いばらきによると、22日の出荷量は1万2000ケース(1ケース15キロなど)程度。「出始めは夏の高温時に定植した作型で遅れたが、先週は前年比で20%多く、今週はもう一段増量した。11月の最盛期に向け、順調に伸びてくる」と見通す。

 スーパー各社は、鍋商材として両品目をちらしに載せ、販促を強める。ハクサイは4分の1カット98円(税別)が多く、半分カットの割合も増加。長野産が減るものの茨城産が順調で、今後も安定入荷が続く。ネギは増量に伴い、下旬はやや下げる見通し。ただ、「小売りの強い引き合いが相場を下支えする」(卸売会社)ため、ともに小幅な値動きにとどまりそうだ。

おすすめ記事

経済の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは