市販装置で振動測定 メロン食べ頃たたいて予測 売り場に表示、購入を促進 千葉県が技術開発

 千葉県農林総合研究センターは、メロンをたたいた音で熟度を予測する技術を開発した。メロンの振動数と果肉硬度の関係性から判断する仕組みで、非破壊で予測できる。同センターは予測結果を基に、果実に貼るラベルや店頭で食べ頃を示せば、消費者の購入促進につながるとみる。

 青果物の品質検査などに使われる打音解析測定装置を使う。装置にメロンを置き、果実の赤道上の5カ所をばちでたたき、その音から振動数を測定する。測定後は、内部を切り出して果肉の硬さを調べ、硬度と振動数との関係式を作った。

 メロン「タカミ」で調べたところ、振動数は201ヘルツで食べ頃になると分かった。メロンは収穫後から徐々に果肉が軟化する。振動数は貯蔵2日後から、1日当たり5・5ヘルツずつ減少するため、食べ頃までの日数が予測できる。収穫当日の振動数は年によってばらつきが見られ、貯蔵2日以降の測定が適切という。

 メロンは、果肉の硬度が食べ頃に影響する。糖度は貯蔵中に変化しない。消費者が売り場や家庭で、適切な硬さを判断するのは難しく、購入をためらう要因と考えられている。同センター流通加工研究室は「食べ頃までの日数が分かれば、売り場やパッケージに明記でき、消費者が購入しやすくなる」と消費拡大に期待する。

 打音解析測定装置は市販されており、選果場などで導入が可能だ。振動数と硬度を測定すれば、他の品種にも応用できるという。
 

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