畜酪対策 来週ヤマ場 酪農家族経営 離農止まらず 生産基盤強化こそ 北海道
2020年12月04日

牛に餌を与える高橋喜一さん(北海道清水町で)
2021年度の畜産・酪農対策を巡る政府・与党の協議が来週、ヤマ場を迎える。全国の生乳生産の過半を占める北海道では規模拡大が進む一方で、家族経営の酪農家の離農が止まらない。酪農家戸数は過去5年で1割以上も減少。現場からは加工原料乳生産者補給金と集送乳調整金を合わせた単価水準の維持や、基盤強化策の充実を求める声が上がっている。(望月悠希)
酪農地帯、北海道清水町。妻や両親と乳牛165頭を飼育する3代目の酪農家、高橋喜一さん(40)は今年、牛舎を新築した。……
資材費高騰
酪農地帯、北海道清水町。妻や両親と乳牛165頭を飼育する3代目の酪農家、高橋喜一さん(40)は今年、牛舎を新築した。……
1 2
おすすめ記事
地域内外の知恵生かす 関係人口創出モデル報告会
鳥取県と長野県塩尻市は23日、「関係人口」の創出に向けた事業の報告会をオンラインで開いた。地域の住民や企業だけでなく外部の専門家らを巻き込みながら、関係人口を呼び込む企画を立案、実践する同市独自の手法を紹介。同市を参考に、農業分野の関係人口づくりを目指す鳥取県内の事例なども報告した。自治体職員や関係事業者ら約90人が参加した。
塩尻市は関係人口を呼び込む活動を企画立案し、実行するまでのプロセスを紹介。住民や企業が専門家の助言を受けて課題を整理し、活動の内容をまとめた「仕様書」を作成。実践に当たっては外部人材を募り、地域外の視点も入れながら進めているとした。
具体例として地場産ワインの消費拡大に向けて、広報の専門家の協力を受けてファン組織を設立。オンラインイベントも開いたことを報告した。
塩尻市の手法に注目した鳥取県は、関係人口の創出を目指す県内の自治体に情報を提供。実践に移している地域が内容を報告した。このうち大山町は、農業の担い手と労働力不足の解決を目指し、関係人口を呼び込む計画を発表した。鳥取県主催で「まちづくりワーケーションフォーラム」も開いた。休暇で訪問した先で働くワーケーションの将来像と関係人口の創出について、有識者らが意見を交わした。
日本農業新聞の購読はこちら>>
2021年01月24日
備蓄米ほぼ全量落札 需給緩和懸念で 21年産初回
農水省は27日、2021年産政府備蓄米の初回入札(26日実施)の結果を公表した。年間買い入れ予定数量20万7000トンに対し、落札率は99%(20万5223トン)とほぼ全量が埋まった。初回の落札率としては現行の入札方式となった11年産以降で最高となる。主食用米の需給緩和が懸念されることで、産地が積極的に応札した。
年間買い入れ枠のうち、他県と競争せずに落札しやすくなる県別優先枠は18万5314トンで、今回の入札でほぼ全量が落札された。県別枠のある33道県のうち、東日本の主産地を中心に青森、福島、新潟など22道県が全量を落札。……
次ページに入札結果の表があります
2021年01月28日

リンゴ枝折れ前にドローンで空から発見 優先度判断し雪害減 長野
長野県中野市で果樹を栽培する三井透さん(34)は、大雪が降った後の園地をドローン(小型無人飛行機)で上空から確認し、除雪する場所の優先順位を決めている。徒歩で片道30分かかっていた確認作業が5、6分に短縮できた。枝が折れそうな園地を優先して除雪し、被害の軽減に役立てている。
三井さんは就農6年目で、桃やリンゴ、プラムなどを約2ヘクタールで栽培する。規模を拡大する中、園地の見回りを効率化しようと、3年前からドローンの活用を始めた。冬は雪が積もると河川敷の園地に車で近づけず、かんじきなどを履いて歩く必要があった。
12月や2月など気温が高い時期に大雪が降ると、雪が水分を多く含み重くなる。果樹に積もった雪が解けて、既に積もっている地上の雪にくっつくと、枝が引っ張られて折れやすい。
2020年12月中旬の大雪では、10本の木で主枝が折れた。三井さんは「ほんの数十分でも対処が遅れたら、ばきばきと折れてしまう」と説明。折れてしまった枝は戻らないが、折れそうな木から優先的に除雪すれば、被害を減らせる。
ドローンは撮影用のものを使った。雪がやんだら上空から動画を撮り、枝折れの程度を確認する。木の生産性などを考慮し、作業する園地の優先順位を決めた。
三井さんは「助けられる木が増えた」と効果を実感する。確認にかかる労力も削減できた。改植が必要な木も把握でき、苗木の注文もスムーズになる。今後は大きなドローンを使い、枝に積もった雪を風圧で落とす方法も考えているという。
日本農業新聞の購読はこちら>>
2021年01月25日

穀類の国際相場上昇 逼迫長期化する恐れ
小麦、トウモロコシ、大豆の国際相場が値上がりしている。年末から上昇基調にあったが、年明け以降も逼迫(ひっぱく)感が続く。予想以上に少ない米国の在庫、中国の盛んな買い付け、一部の輸出国による輸出規制の動きなどが相場を押し上げている。業界関係者によると長期化する可能性もある。(特別編集委員・山田優)
中国需要増、輸出規制も
米農務省が1月中旬に発表した世界食料需給予測によると、2020・21年度のトウモロコシ、大豆は消費量が生産量を上回り、いずれも期末在庫が減る見通しだ。特にトウモロコシ、大豆ともに業界の予想に比べ在庫が少ないことが判明した。
相場上昇の背景には中国のトウモロコシと大豆の活発な輸入がある。疾病で頭数が落ち込んだ肉豚の生産増強が続いているため、飼料需要が急増したといわれている。今後も穀類の大量輸入が続くとみられる。
小麦は世界で史上最高の生産量になり、消費量も増えるものの、期末在庫量が史上最高の多さになる見通しだ。ところが、年末になって世界最大の輸出国であるロシアが、突然小麦輸出に関税をかけると発表し波紋を広げた。その後、アルゼンチンやウクライナもトウモロコシや小麦の輸出を規制するというニュースが報じられ、小麦、トウモロコシ、大豆の需給に逼迫感が強まった。21世紀に入って2回あった食料価格の高騰は、いずれも輸出規制が引き金になった。
こうした国々は、自国通貨の下落で国内でインフレ懸念が高まったことから、輸出規制を導入して国内消費者を優先する方針を打ち出している。混乱の広がりを見越し、米シカゴや欧州の相場がいずれも6、7年ぶりの高値水準まで急上昇した。
現在生育中の南米の大豆やトウモロコシは、干ばつの影響で生育が遅れている。北半球で進む品薄を解消するには力不足という見方が支配的だ。急な値上がりが続いたことで国際相場は一進一退状態になっているものの、日本国内の商社関係者の多くは「当面需給が緩和する要素は見当たらない」と解説する。
日本農業新聞の購読はこちら>>
2021年01月24日

ドローン空から直まき 低コスト稲作へ 10アールわずか7分
水稲の直播(ちょくは)をドローン(小型無人飛行機)で行う動きが広がっている。育苗、田植えが不要で作業時間が短縮できる一方、収量の安定化には課題も残る。今年は、農水省が主食用米からの転換を支援する水田リノベーション事業で、低コスト生産を交付要件としており、取り組みの拡大も期待される。“空から直まき”の可能性と課題を追った。
ドローン直播の利点は圧倒的な手軽さだ。……
2021年01月26日
農政の新着記事
備蓄米ほぼ全量落札 需給緩和懸念で 21年産初回
農水省は27日、2021年産政府備蓄米の初回入札(26日実施)の結果を公表した。年間買い入れ予定数量20万7000トンに対し、落札率は99%(20万5223トン)とほぼ全量が埋まった。初回の落札率としては現行の入札方式となった11年産以降で最高となる。主食用米の需給緩和が懸念されることで、産地が積極的に応札した。
年間買い入れ枠のうち、他県と競争せずに落札しやすくなる県別優先枠は18万5314トンで、今回の入札でほぼ全量が落札された。県別枠のある33道県のうち、東日本の主産地を中心に青森、福島、新潟など22道県が全量を落札。……
次ページに入札結果の表があります
2021年01月28日
和歌山 豚熱発生 ワクチン接種豚で初
和歌山県かつらぎ町の養豚場で豚熱の感染が確認されたことを受け、県は27日、養豚場で飼育されている約290頭の殺処分を始めた。2019年10月に国内で13年ぶりに飼養豚へのワクチン接種が始まってから、接種済みの豚での豚熱確認は初めて。
発生農場が「衰弱している豚がいる」と県に通報。26日に農研機構動物衛生研究部門の精密検査で患畜と分かった。18年9月に国内で26年ぶりに豚熱が確認されて以降では11県、62例目となる。和歌山県内はワクチンを接種済みのため、移動や搬出制限は行わない。
発生を受け野上浩太郎農相は26日夜、農水省の豚熱・アフリカ豚熱防疫対策本部で「ワクチン接種済みの豚で発生したことは遺憾。接種しても免疫を獲得できるのは8割で、全ての豚に適切な時期に接種できるわけではない」と強調。「決して気を緩めず、飼養衛生管理を徹底するよういま一度お願いしたい」と呼び掛けた。
ワクチン接種県での発生は、群馬、山形、三重に次いで4県目。和歌山県は20年6月にワクチン接種を始め、同月内に初回接種を終えていた。
飼養管理再徹底を
豚熱のワクチン接種では、子豚の未接種期間や一部に免疫が十分ではない豚が出るという課題が当初から指摘されていた。接種開始から1年以上がたち、あらためて飼養衛生管理を徹底することが求められている。
農水省は今月、豚熱ワクチンの接種地域が28都府県に広がったことから特に注意すべき防疫ポイントについて専門家らの提言をまとめた。牛豚等疾病小委員会の委員からは「ワクチンに頼り切り農家の対策がおろそかになっているように感じる」との声も出ていた。
注意点では従来通り、ウイルスを農場に持ち込まないための車両などの消毒、イノシシの侵入対策、豚舎ごとの手袋や長靴の交換を強調した。
また、ワクチンを接種しても2割程度は免疫を獲得できず、全ての豚が適切な時期に接種できるわけではないため、未接種の離乳豚などは感染の可能性を念頭に置いた入念な衛生管理が必要。低温の時期には効果的な消毒液の濃度が変化することや、定期的な手順の確認も重要とした。
農場ごとに獣医師や診療施設から家畜の健康管理について指導を受けることも求めている。農家単独では慣れなどの要因で注意が行き届かなくなる可能性があるためだ。
ワクチン万能薬ではない 接種後の発生に衝撃
県内の養豚場で豚熱が発生し、関係者に衝撃が走った。同県では昨年6月から飼養豚へワクチン接種をしており、発生した養豚場でも定期的に接種して感染対策を取っていたからだ。「ワクチンは“万能薬”ではない」という現実が、改めて突き付けられた形となった。(北坂公紀)
県内の養豚場で豚熱が確認されるのは、1971年以来、50年ぶり。国内で26年ぶりに発生が確認された2018年9月以降では、近畿地方で初の発生となった。発生養豚場では27日午前から殺処分を開始。県職員延べ200人体制で作業に当たり、28日午前までに終える見通しだ。
県では昨年6月に全ての飼養豚を対象にワクチン接種を行い、生まれてくる子豚にも接種を続けていた。ワクチンは母乳から移行してくる抗体が減ってくる50~60日齢ほどの子豚に打つことで、徐々に免疫を付けていく。今回感染した60~70日齢の子豚も、8日にワクチンを打っていた。県内で養豚を営む女性は「必ずしもワクチンで感染を防げないとされていたが、実際にワクチン接種後に感染が確認されてショックは大きい」と肩を落とす。
農水省によると、ワクチン接種で十分な免疫を獲得できる豚は8割程度にとどまり、豚熱への感染リスクは完全になくならない。今回感染が確認された豚には1月上旬に接種されたものもいた。接種後も引き続き飼養衛生管理を徹底し、豚熱の侵入を防ぐ必要がある。
国のイノシシ対策 見直し急務
各養豚農家の飼養衛生管理とともに重要となるのが、感染源となる野生イノシシ対策だ。
同省は野生イノシシでの感染拡大を防ごうと、いわゆるワクチンベルト対策を進めるが、十分に抑え込めていないのが現状だ。和歌山に奈良、大阪を加えた近畿3府県では昨年10月、それまで確認されていなかった感染イノシシが立て続けに見つかっていた。
県によると、今回の発生農場はイノシシ対策の柵や防鳥ネットの設置など、十分な対策をしており「飼養衛生管理を徹底していた養豚場での発生だけに残念だ」(畜産課)としている。
北海道大学大学院の迫田義博教授は「ワクチンは万能薬ではない。各農家は再度、自身の対策を見返してほしい。ただ、国内での豚熱問題の終結には、野生イノシシで豚熱を封じ込めることが大前提だ。野生イノシシ対策の立て直しは急務だ」と注文を付ける。
日本農業新聞の購読はこちら>>
2021年01月28日
都府県酪農強化へ 自家育成子牛増頭を支援 ヘルパー確保策も拡充 農水省
都府県酪農の生産基盤強化に向け、農水省は2021年度に自家育成子牛の増頭を支援する対策を新設する。中小規模経営を対象に、増頭1頭当たり5万円を交付。19年度補正予算で講じた増頭奨励金と同様の仕組みとする方針で、21年末時点の頭数を確認する。同省は事業の活用について、早期の検討を呼び掛けている。酪農ヘルパーの確保策も拡充し、人手不足への対応を強化する。
新設する増頭支援策は、自家育成だけで後継牛を確保する農家が対象。……
2021年01月28日
デジタル化で新構想 3月策定へ検討開始 農水省
農水省は、人工知能(AI)やビッグデータの活用など、デジタル技術を農業の現場に活用する方針を示す「農業DX(デジタル・トランスフォーメーション)構想」を3月にも定める。先行して進めているスマート農業や行政手続きの簡素化といった分野以外にも技術の活用を促し、農家の所得向上につなげたい考えだ。構想策定に向けた有識者検討会の初会合を27日に開いた。
昨年3月に閣議決定した食料・農業・農村基本計画では、デジタル技術を活用した新たな農業への変革を掲げた。……
2021年01月28日
土壌薫蒸剤 事故増に警鐘 農薬使用調査 農水省まとめ
農水省は26日、2019年度の農薬使用に伴う事故と被害の発生状況をまとめた。依然として土壌薫蒸剤(クロルピクリン剤)の使用時の事故が多く、同省農薬対策室は「土壌薫蒸剤を使う際に被覆を徹底するよう指導していく」と強調する。
人に対する事故は、死亡がゼロ、中毒が11件で、前年度よりも少なかった。……
2021年01月27日
日本産食品の規制緩和 輸出拡大に期待 香港
香港政府が、東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う日本産農林水産物・食品の輸入規制を緩和した。福島など5県以外の都道府県産の食品について、全食品・全ロットに義務付けていた放射性物質検査を抽出検査に変更。これまでより円滑な流通やコストの削減が見込め、輸出拡大が期待される。だが、5県についての規制は残り、早期撤廃は課題のままだ。
香港は原発事故後、福島県産の野菜や果実、牛乳などの輸入を停止。①茨城、栃木、群馬、千葉の4県産の野菜や果実、牛乳など②5県産の水産物、食肉、家禽(かきん)の卵──は条件付きで輸入を認めている。5県以外の都道府県産の食品についても、航空便や船便が香港に到着する際、全ロットを対象に放射性物質の水際検査をしていた。
今回は、この水際検査を抽出検査に変更する。緩和は1月1日付で、他国と同じ扱いになった。農水省によると、水際検査の結果が出るまで通関できず、数日かかる場合もあったという。
福島など5県産も、規制をしている野菜や果実、牛乳など、水産物、食肉、家禽の卵以外は同様の措置とする。これらの品目への規制は変わらない。
香港は、日本にとって農林水産物・食品の最大の輸出先。2019年の輸出額は2037億円で、牛肉(51億円)、リンゴ(37億円)、牛乳乳製品(36億円)、ブドウ(17億円)といった品目を輸出している。30年の政府の輸出額5兆円目標の達成を目指す上で、重要な位置付けを占めている。
同省は今回の緩和について、「香港は日本産のニーズが高い。鮮度の観点や、流通の日数の見通しが立つなど、意義は大きい」(輸出先国規制対策課)と話す。
日本農業新聞の購読はこちら>>
2021年01月27日
自民農水災害対策委 大雪対策の議論開始 来週にも取りまとめへ
自民党は26日、農林水産災害対策委員会(野村哲郎委員長)の会合を開き、12月からの大雪による農業被害について、農水省や被災4県のJA中央会から報告を受けた。ハウスや果樹などの深刻な被害状況を踏まえ、議員からは対策の充実を求める声が続出。野村委員長は2月3日にも対策をまとめる方針を示した。
会合で塩谷立農林・食料戦略調査会長は「ハウスなどの被害が大きい。……
2021年01月27日
熟練猟師が担い手育成 ペーパー狩猟者に同行 環境省、制度化へ
環境省は、狩猟の担い手不足の改善を狙い、2021年度から「狩猟インストラクター制度」の構築に乗り出す。有害鳥獣としての捕獲数の増加や人や農作物への被害に歯止めがかからない中、熟練者が現場に同行して経験や技術を教える仕組みを想定。鳥獣害管理に携わる人材育成に向けて、複数県で試行後、全国規模の制度として展開する方針だ。
同省によると全国の狩猟者免許所持者数は16年時点で20万人。……
2021年01月26日
日本食の親善大使 ポーランド ベナン… 18カ国を初任命
農水省は国産農林水産物の輸出拡大に向けて、日本食・食文化の情報発信に取り組む「日本食普及の親善大使」に、海外で活動する料理人など36人を任命した。日本食・食文化への関心が高まっているヨーロッパやアジアを中心に30カ国・地域で任命。このうち、韓国やシンガポールなど18カ国で初めて任命した。
ポーランド初の親善大使には、同省主催の外国人向け寿司コンテスト「ワールド・スシ・カップ」で優勝経験のある日本食レストランのオーナーを任命。スペインの大使に任命したアンドニ・ルイス・アドゥリス氏は、世界的に知名度の高いレストラン「ムガリッツ」のオーナーシェフで、日本の食材や日本食への造詣が深いという。アフリカ大陸初の大使として、ベナンの日本食レストラン経営者も任命した。
同親善大使は2015年から任命しており、今回を合わせて海外で44カ国・地域の87人、国内で58人の計145人を選んだ。同省の事業への協力やメディアでの情報発信、海外の日本食レストランなどへの助言を通じ、日本食・食文化の普及に取り組んでいる。
同省は「今後も海外での任命を増やし、日本食・食文化の普及を通して国産品の輸出拡大につなげたい」(海外市場開拓・食文化課)と話す。
日本農業新聞の購読はこちら>>
2021年01月26日

大雪被害の新潟県を視察 営農再開へ支援強調 農相
野上浩太郎農相は23日、昨年12月からの記録的な大雪で農業被害が発生した新潟県の南魚沼市と上越市を視察した。両市で倒壊した育苗ハウスを視察後、上越市で行政やJA関係者、農家らと意見交換。春の営農に向けた支援を求める要望があり、野上農相は「施設の撤去や再建、種子や苗の確保、果樹の植え替え、畜産被害の対応などの支援が必要だ」と述べた。
南魚沼市では、JAみなみ魚沼の育苗ハウスを視察。……
2021年01月24日