ゴム手袋の“下ばき”商品化 手荒れ防ぎ快適農作業 福岡・農家女性

「下ばき手袋」を紹介する(右から)鬼丸さん、古賀さん、倉住さん。倉住さんが持つのは「5本指靴下」(福岡県広川町で)

 農作業に欠かせないゴム手袋による手荒れを防ごうと、福岡県の農家女性らがメーカーと連携し、ゴム手袋の内側に付ける専用の「下ばき手袋」を開発した。腕まで覆う綿素材の薄手の手袋で、肌とゴム手袋が直接触れないため、手が荒れにくい。5月ごろから販売する予定で、全国で同じ悩みを抱える農家に使ってもらうことを期待する。

 同県の「女性がいきいきと働く環境整備事業」の一環。広川町の古賀裕子さん(59)、八女市の倉住とよ子さん(58)、みやま市の鬼丸幸子さん(51)らが、福岡女子大学や手袋メーカーの久冨手袋工業(久留米市)と商品開発に取り組んだ。

 古賀さんによると、草取りなどの作業でゴム手袋をすると、蒸れて手荒れが起きる。対策として薄手の布手袋などを内側に着用しているが、ゴム手袋より短いため完全には手腕を覆えず、「多くの農家が不便に思っている」(古賀さん)という。

 開発した「下ばき手袋」は指先から裾までの長さが36センチあり、前腕まで覆う。薄いためゴム手袋の下に付けても作業しやすい。伸縮性があり、シャツの長袖にかぶせれば肌の露出を完全になくせる。農作業向けとして、長さ32センチの「5本指靴下」も同時に開発した。

 古賀さんは「試作品は近所の農家にも評判だった。農作業がもっと快適になればうれしい」と期待する。

 「下ばき手袋」の価格は250円程度で、5月ごろから店頭やインターネットで販売する予定だ。「5本指靴下」は350円程度。問い合わせは久冨手袋工業、(電)0942(39)1313。

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