違反罰金引き上げ 豚熱対策 改正畜産2法が成立

 豚熱、アフリカ豚熱対策を柱とした改正家畜伝染病予防法(家伝法)、議員立法の改正養豚農業振興法が27日、参院本会議でいずれも全会一致で可決し、成立した。政府は来週中に改正家伝法を公布し、7月までの施行を目指す。改正養豚農業振興法は来週中の施行を予定する。

 改正家伝法では飼養衛生管理の徹底に向け、農場ごとに衛生管理責任者を置くことを規定。管理基準の違反者への罰金は現行の30万円から100万円に引き上げた。患蓄などの届け出義務違反者は、100万円から個人300万円、法人5000万円とした。

 水際対策として、アフリカ豚熱の感染源となる肉製品の違法持ち込みなどに対する家畜防疫官の権限を強化。出入国者に肉製品を持っていないかを質問できるようにし、発見した場合に廃棄することも可能とした。

 改正養豚農業振興法は、与野党共同で取りまとめた。豚熱などの伝染病の発生予防と、農家経営への影響緩和を追加。国や自治体は、防疫体制の整備、発生農家の経営再建の支援などに努めるとした。食品残さ飼料(エコフィード)など、国産飼料を利用する際は、安全性の確保に配慮することも盛り込んだ。

 同日、本会議に先立ち開かれた参院農林水産委員会では、改正家伝法の付帯決議を全会一致で可決。未知の伝染病に備え、予防法や治療法が開発ができるよう体制整備を求めた。近隣諸国と情報共有し、防疫対策を推進することも盛り込んだ。
 

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