熊本城の大天守を仰ぎ見た

 熊本城の大天守を仰ぎ見た。真新しい瓦のしっくいが日に照らされ屋根全体が白く輝く。加藤清正による大天守建設から今年で420年。こちらも新しい壁板の黒との強いコントラストに往時を思う▼2016年4月14日。熊本地震で瓦が崩落、土ぼこりが上がる天守閣の映像を覚えている読者は多いだろう。大小二つの天守のうち大天守の外観復旧が昨年10月に完了。原則日曜・祝日に公開され、そばに行けるようになった。石垣は、大小天守合わせて約3300の石材を元の位置に積み直した。瓦は1枚ずつ固定、建物の耐震性能も向上させた▼2回の大きな揺れで城は、国指定重要文化財の建造物13棟と天守閣など再建・復元建造物20棟の全てが被災し石垣も約1割が崩落。復旧には20年かかり、熊本市は過程を公開することにした▼大天守の復旧では建物を透明なシートで覆い、工事の様子も見せた。1万円以上の寄付者を市は「復興城主」と名付け、資金を募る。昨年末で約10万6000人、総額約22億円になった▼不透明なのが安倍政権。一触即発の中東に事前の国会審議なしで自衛隊の派遣を始めた。今日は大寒。国会も始まる。「桜問題」や「カジノ汚職」もあって政権への国民の目は厳しい。寒明けは説明責任の果たし方次第だろう。

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