あすから春節 訪日客 水際で警戒

 中国の旧正月に当たる春節の連休が24日から始まり、帰省や観光で行き来する人が増える見込みの中、政府や畜産団体が同国でまん延するアフリカ豚コレラなどの侵入防止に向け、水際での警戒を強めている。農水省は全国の空港や港に、春節に合わせたデザインの肉製品持ち込み不可を呼び掛けるポスターを掲示。日本養豚協会は主要空港で同省と協力し、旅行客に直接注意を訴えている。

 中国ではアフリカ豚コレラが2018年8月以降、全土に広がっている。中国や近隣諸国から訪日客が持ち込もうとした肉製品からは、19年12月までに同病ウイルスの遺伝子が86件検出されている。

 ウイルスに汚染された肉などを日本国内の豚やイノシシが口にすれば、ワクチンのない同病が国内に広がる恐れがある。

 同省動物検疫所は今月中旬から、全国の空港や港で、中国からの訪日客や帰省のため出国する人に、肉や肉製品を日本に持ち込まないよう呼び掛けるキャンペーンを展開。62回にわたり、リーフレットなどを配る。日本養豚協会も協力し、主要空港で危険性を訴える。注意喚起のポスターは900枚作り、掲示している。

 19年1月の中国からの訪日客は75万人で18年より20%増えた。日本人気は高く、インターネット旅行代理店中国最大手の携程(シートリップ)がまとめた春節の海外旅行先ランキングでは日本が第1位だった。日本は昨年の春節と比べ51%も増加している。

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