パネルの下はキクラゲ農園 太陽光発電と両立 広島県東広島市

太陽光パネルの下で育つキクラゲ(広島県東広島市で)

 広島県東広島市のキクラゲセンター西条小町は、農業と太陽光発電事業を両立したソーラーシェアリングで、キクラゲを菌床栽培している。キクラゲは輸入品が多く、国内生産は空調設備の整った室内での栽培が多いが、太陽光パネルの下の空間を活用し自然栽培する。

 センターは、ソーラー事業や飲食店を営むユニオンコーポレーションが4月に開所した。遊休農地を活用して太陽光発電設備を設置。パネル下の56アールでキクラゲを栽培する。

 品種は、亜熱帯原産の「アラゲキクラゲ」。センターは気温と湿度が高い5~10月に生産。パネル下を遮光ネットで囲い栽培棚を並べて、栽培期間中、延べ約3500個の菌床で栽培する。

 水は地下水を使用。自動散水装置で2時間おきに5分間水をやり、水が行き渡らない場所は従業員が散水する。小まめな管理で高湿状態を保ち、発生を促す。

 1日30キロを出荷し、出荷先の一つ、JA産直市「とれたて元気市となりの農家店」では「西条小町」のブランド名で110グラムを190円で販売する。

 10月からは原木シイタケの栽培も始め、年間を通した計画的な出荷を目指す。統括責任者の妻崎圭治さん(51)は「農地空間を利用した通年生産を軌道に乗せ、キクラゲを多くの人に食べてもらいたい」と話す。
 

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