〈協同労働=ワーカーズコレクティブ〉は日本で40年近い歴史がある

〈協同労働=ワーカーズコレクティブ〉は日本で40年近い歴史がある。雇われて働くのではない。仕事を仲間と共に起こし、助け合いながら働く▼仕事の一つに清掃がある。新型コロナウイルス第1波の今春、病院清掃を請け負う千葉県内のワーカーズは重大な岐路に立たされた。続けるか、やめるか。仲間と話し合った末に継続を選ぶ。今やめたら、せっかくつかんだ病院の仕事を失ってしまうという不安、こんな時こそやり続けるべきだという使命感、でも続けるのは怖い…。いろいろな声が出た▼メンバーの中には高齢の人もいれば、引きこもりをしていた若者もいる。普段は無口で頼りない感じの青年が率先して出社し、ドアノブの消毒作業を年配者の分まで行った。そんな彼らが励まされた国家リーダーの言葉がある。日本ではない。感染した英国・ジョンソン首相である▼退院の際のビデオメッセージで、世話になった人に感謝の意を表した。医師や看護師、理学療法士、放射線技師と共に、清掃員や調理員の活動も挙げた。「彼らは出勤し続け、わが身を危険にさらしている。その勇敢さ、責任感、愛があるからこそ、私たちの国民保健サービスは負けなかった」▼労働者協同組合法案の成立が近づく。協同労働の新たな門出である。
 

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