レタス平年並みに トマト3割安 消費喚起探る

 レタスが、寒さと干ばつの影響で不足感のある取引となっている。相場は平年の2割安だった上旬から上昇し、平年並みに回復。一方、同じく生食消費が多いトマトは平年並み以上の入荷があり、平年の3割安を付ける。両品目とも消費は伸びにくい中、産地は厳寒期の消費喚起に取り組む。

 レタスの1月下旬(26日まで)の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は、1キロ202円と平年(過去5年平均)比2%安。年末からの寒波と干ばつの長期化で肥大が抑えられた。中旬の7卸販売量は同16%減と少なく、下旬も入荷は横ばいで推移する。

 JA全農兵庫によると、1日出荷量は例年の7割程度。「週末の降雨による収穫の遅れもあり、直近の量は少ない。久々の雨で干ばつは多少解消を見込めるが、暖かい日が続かず当面は今のペースが続く」と話す。

 出荷ペースは産地間で差がある。JA静岡経済連は「寒波で生育前進は収まったが、2L主体で出荷は安定。1日1万1000ケース(1ケース10キロ)程度と、例年並みを維持している」という。卸売会社は「増量幅は小さいが、小売りも特売せず落ち着いた仕入れ。2月頭までもちあい」とみる。

 トマトの1月下旬の日農平均価格は1キロ234円と、平年の32%安。中旬の7卸販売量は同11%増と多かった。例年は2月上旬にかけて相場は緩やかに上昇するが、反対の推移をたどる。

 JA熊本経済連によると、1日出荷量は7万ケース(1ケース4キロ)前後。「晩生品種の出荷も始まって作型が重なり、微増傾向」と話す。先週末には、主産JAが首都圏のスーパーで合同販促を実施。鍋など生食以外の消費を喚起した。卸売会社は「荷動きは良好とはいえないが、2月にはやや持ち直す」と見通す。
 

おすすめ記事

経済の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは