農林中金 世銀債券に1500億円 SDGs4項目支援へ

 農林中央金庫は、開発途上国支援を支える世界銀行の債券に、14億ドル(約1500億円)を投資したと発表した。国連の持続可能な開発目標(SDGs)17目標のうち、農林中金が重視する「飢餓をゼロに」など4目標と関連するプロジェクトを支援する債券として、世界銀行が独自に発行した。

 債券は「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」。開発途上国の貧困削減や開発支援など、幅広い分野のプロジェクトを支える。日本国内の機関投資家向けに、独自に債券を仕立てるのは初めて。

 今回、支援のテーマとしたのは「飢餓をゼロに」「気候変動に対策を」「海を守ろう」「陸も守ろう」の四つのSDGs目標。農林水産業に関わりの深い分野を選んだ。具体的には、飢餓をなくすための耕地面積の拡大や、疫病対策などのプロジェクトなどに使われるという。こうした取り組みの進捗(しんちょく)状況も把握し、より具体的な貢献を目指す。

 農林中金は、農林水産業の持続性につながることにも視野に、SDGs実現への貢献を重視している。昨年9月からは、食品ロス対策を支援する世界銀行の債券にも、11億5000万ドル(約1200億円)を投資した。こうした取り組みは、国際分散投資にもつながる。農林中金は「今後もさまざまな環境・社会問題の解決に貢献する投資に取り組んでいく」とする。


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