豪雨 農林被害135億円 13府県で農地損壊

 農水省は11日、7月豪雨による農林水産関係の被害額が同日の集計時点で134億8000万円に上ったと発表した。熊本、鹿児島県をはじめ全国各地で被害を確認。水稲の冠水、牛や鶏の水死、ハウスの崩壊、農地やため池の損壊などが発生した。現在も調査は続いており、被害額はさらに増える見通しだ。

 被害額は30道府県の報告に基づき集計。農産物関係では熊本、鹿児島、香川、和歌山、岐阜など14府県で6000万円の被害を確認した。水稲や野菜、花き、葉タバコ、果樹など幅広い品目で冠水が起きた。岐阜、愛知、三重など8県ではハウスが壊れた。

 畜産関係では愛知、佐賀、熊本、大分で家畜が水死。鶏、牛など3万1005匹が犠牲になった。食肉処理施設、畜舎など関連施設にも被害が出ており、調査を続けている。

 農地、農業用施設の被害額は21億4000万円に上った。長野、静岡など13府県で農地が損壊。15府県で水路などの施設が損傷した。

 大雨特別警報が出た市町村の防災重点ため池1992カ所のうち、1157カ所で点検を終えた。熊本県で決壊1カ所、損傷3カ所、佐賀県で損傷1カ所と計5カ所で異常を確認した。これとは別に、大分県の防災重点ため池2カ所で損傷が出ている。いずれも人的被害は出ていない。

 林野関係の被害額は112億円に上った。北海道、滋賀、大分など23道府県で土砂崩れが発生し、20府県の林道が損傷した。
 

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