自信作食べてみて 生徒が育てたシャインマスカット ふるさと返礼品に 徳島県立吉野川高校

シャインマスカットを管理する妹尾さん(右)と藤田さん(徳島県阿波市で)

 徳島県立吉野川高校は授業で栽培しているブドウ「シャインマスカット」をふるさと納税返礼品に出品している。高糖度で皮ごと食べられる品種で消費者から人気を集める。高校の校舎がある吉野川市、実習農場がある阿波市の「共通返礼品」に加わった。高校生が出品するのは珍しく注目を集めそうだ。

 同校農業科学科の2、3年生10人で管理する。同校では、「竜宝」「巨峰」「クイーンニーナ」も含め4種を栽培する。「シャインマスカット」の栽培面積は阿波市の実習農場700平方メートル。1房当たり550~600グラムに育つよう長梢仕立てで管理する。糖度は17度ほどになる。新型コロナウイルスの影響で5月26日に学校が再開するまでは教員らが3人で管理した。

 学校がある吉野川中流域は県内有数のブドウ産地。農家の下での実習もあり、「地域のPRにつなげたい」と3月に卒業した3年生が教員に訴えた。その後、教員が自治体に打診し、「両市が力を合わせることで相乗効果に期待ができそう」(吉野川市の担当者)「地元のにぎわい創出につながってほしい」(阿波市の担当者)と受け止めた両市が快諾した。

 8月中旬の発送に向け生徒らは管理をしている。3年生の藤田龍飛さん(18)と妹尾有恭さん(17)は「失敗できない責任感がある」と口をそろえる。香りや感触、甘さは「どんな人でも好きになる」と自負する。地元でも人気で、昨年度校内の農産物販売所とスーパーで開いた販売実習では、100房(1房2000円)が開始10分で売り切れた。

 トラストバンクが運営する「ふるさとチョイス」を通じて、6500円以上を寄付すれば返礼品として1房届く。8月中旬まで受け付ける。

 妹尾さんは「最近は雨も多いから管理するのに気を抜けない。努力の成果を全国の人に食べてもらいたい」と意気込む。
 

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