韓国 女性の農機事故増 背景に就業支援、高齢化

 韓国で、農機事故でけがをする女性農業者が増えている。同国農村振興庁の調査で、事故で1日以上休業した農業者のうち女性の割合がここ数年増えていることが分かった。高齢化を背景に農機に携わる女性が増えており、けがをする人も増えているとみられる。

 2019年の調査によると、農業者の2・7%に当たる4万8405人が、農作業事故で1日以上休業した。半分近い46・4%が女性で、前回調査(17年)を9・4ポイント上回った。

 事故原因で一番多いのは、転倒(40・8%)だが、次に無理な機械操作(13・7%)、乗用農機の単独運転(12・7%)、墜落(11・6%)と続く。

 同庁農業者安全保健課の李敬淑課長は「以前は女性が機械に携わるケースは少なかった。最近は女性の就農支援策の充実や高齢化も重なり、女性が農機でけがをする確率が増えている」と分析する。年齢別では70代以上が50・5%、60代が36・1%、50代以下が13・4%。高齢者ほど事故率が高いことが分かる。

 事故が起きた時間は農作業中が60・9%と圧倒的に多い。次に移動中(15・3%)、農作業終了後の整理中(10・1%)、農作業準備中(7・9%)の順だ。場所は畑が39%と最も多く、水田(15・7%)、農道(12・1%)、ハウス(7・8%)、果樹園(7%)と続いた。

 李課長は「調査結果を生かし、農作業事故の予防につながる環境改善を強化したい」と話す。

 調査は11年以降、2年に1度実施。今回は19年7月4日~9月4日に、1万20戸の19歳以上の農業者を対象とした。
 

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