オレンジ色のサツマイモ 2品種開発 チップ用「あかねみのり」 干し芋用「ほしあかね」 農研機構

「あかねみのり」のチップ(農研機構提供)

 農研機構は、芋の内部の色がオレンジの加工用サツマイモ「あかねみのり」と「ほしあかね」の2品種を開発した。既存品種より収量性が高く、「あかねみのり」はスライスして揚げるサツマイモチップ、「ほしあかね」は干し芋に向く。2021年春から種苗メーカーが苗を販売する予定だ。

 「あかねみのり」は、「べにはるか」と「作系22」を交配して選抜した。芋の形状がそろい、表面の凹凸が少ないため加工しやすい。育成地の茨城県つくばみらい市での収量は10アール換算で3・9トン。芋の内部がオレンジの加工用品種「ヒタチレッド」の1・4倍だった。サツマイモネコブセンチュウとつる割病に抵抗性がある。北海道や鹿児島県での栽培が見込まれている。

 

「ほしあかね」(左)と「べにはるか」の干し芋(同)
 干し芋に向く「ほしあかね」は、「関東136号」と「ほしキラリ」を交配して育成した。芋の裂開や形の乱れがなく、加工しやすい。干し芋の一部が白っぽく不透明になる品質障害の、シロタの発生が少ない。「ヒタチレッド」や「べにはるか」より1割以上収量が多かったという。育成地の収量は10アール換算で3トンほどだった。茨城県などでの栽培を見込む。

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