熊が“泥棒” シャイン食害 4日連続 再出没警戒を 山形県高畠町のハウス

「シャインマスカット」のハウスに入り込む熊。立ち上がって手を伸ばし、棚にぶら下がる果実をもぎ取っている(山形県高畠町で=田制さん提供)

 山形県高畠町で、熊の仕業とみられる高級ブドウ「シャインマスカット」の食害が4日連続で発生した。収穫最終盤のハウスに熊が入り込み、果実をもぎ取った。同じ熊が複数にわたり食害した可能性がある。既に収穫作業は終わったが、周囲には自生する柿がある。再び熊が近づいてくる恐れもあり、農家や自治体は警戒を強めている。

 熊の被害を受けたのは、田制裕基さん(33)のハウス。「シャインマスカット」は10アールで栽培しており、最初に被害を見つけたのは24日。当初はタヌキなどの仕業と思っていたが、26日になって、ハウスの隙間から中に入り込んだ熊を発見。距離を置いた場所から、携帯電話のカメラで撮影した。熊は自ら去っていったという。27日、28日と被害が続き合計50キロ超の果実が食べられてしまった。

 「シャインマスカット」の収穫は28日に終えたが、ハウス周辺には自生の柿の木がある。田制さんは「また来ないか心配。もしも遭遇したら、すぐに逃げる」と話す。

 町は「熊の出没は増えている。今回の被害は同じ個体によるものではないか」(農林振興課)とみる。28日には箱わなの設置を許可。田制さんのハウス周辺に1台が設置された。さらに町内の防災無線を通じ、熊を誘い込む恐れがある柿などの果実は早めに収穫するよう町民に促した。

おすすめ記事

農政の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは