将来の目標 明確に 埼玉県入間市でトマトを栽培 岩田浩さん(38) 長期取りめざす 体験農園に60人

出荷に向けてトマトの生育を確認する岩田さん

 「単純にトマトが好き」との思いから、トマト栽培を始めた埼玉県入間市の岩田浩さん(38)。2シーズン目を迎え、栽培は軌道に乗ってきた。「手をかけた分だけ成果が得られるし、季節の移り変わりを肌で感じることができる」と農業の魅力を語る岩田さん。品質の高いトマト作りへ、挑戦は続く。

 岩田さんは、会社勤めを5年経験して28歳で農業の世界に入った。本格的に就農して10年目。現在は妻と両親、常時雇用3人、パート3人で野菜を栽培している。

 畑3ヘクタールとハウス2棟で、露地ではネギやエダマメ、キャベツ、ブロッコリーなど約20品種を作り、ハウスではトマトを栽培する。

 トマト栽培では、就農当時から考えていたことを実行し、いまや主力の農産物となった。栽培は、肥料の増減や水切りなど自分でコントロールすることができる養液栽培システムを導入。たる容器の中にはやし殻培地を入れ、温度や二酸化炭素(CO2)などハウス内の環境を測定。カーテンや窓の開閉も自動化し、コントロールしている。主にスーパーなどのJA産直コーナーで販売し、「お客さんの声が非常に励みになった。今は一年の流れを知る時期だと考えて取り組んでいる」と岩田さん。

 今後は、12月下旬から翌年7月までの長期取りを目指す。安定した収量を確保し、ハウスを増設して生産量を増やす考えだ。

 さらに、JAいるま野が開いた新規就農者の集いで体験農園をしている人の講演を聞いたのがきっかけで、「消費者と交流できる農業がしたい」と体験農園も始めた。ホームページや新聞の折り込みで参加者を募集したところ、現在約60人が1年間通して野菜作り体験をしているという。「将来こうしたい、という目標をきちんと持って取り組めば、必ず良い結果が出る」と先を見据える。

  キャンペーン「若者力」への感想、ご意見をお寄せ下さい。ファクス03(3257)7221。メールアドレスはwakamonoryoku@agrinews.co.jpフェイスブック「日本農業新聞若者力」も開設中。

おすすめ記事

若者力の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは