ワクチン設置開始 豚コレラで岐阜、愛知

山中に経口ワクチンを設置する作業員(24日、愛知県小牧市で=愛知県提供)

 岐阜県と愛知県は24日、豚コレラが野生イノシシを介して拡大するのを防ぐため、国内初の経口ワクチン設置を両県の山林などで始めた。岐阜は900カ所、愛知は60カ所で、土中に埋めて設置する計画。イノシシが地面を掘って餌をとる習性を利用し、周囲に餌をまいておびき寄せた上でイノシシに食べさせる。食べたかどうかや、抗体ができているかなどを今後調査していく。

 岐阜県は同日、可児、多治見の2市内で経口ワクチン設置を始めた。愛知県内の設置地域に接しているエリアを中心にまず設置し、本格開始は25日。全体では18市町の約1200平方キロに設置する計画だ。

 愛知県は24日、小牧、春日井の2市で設置を始めた。25日には犬山市で行う。県内の設置範囲は3市約80平方キロ。24日は30カ所で、県の委託を受けた作業員が8班体制でワクチンを設置した。25日も同様の体制で残り30カ所の作業に臨む。

 両県は18、19の両日から誘引餌の散布を始めており、野生イノシシが誘引餌を食べる様子が確認できた地域があったという。岐阜県は「猟友会と協力して、全域で効果的な誘引、ワクチン設置を進める」としている。

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