[ともに歩む 外国人雇用へ](7) 監理団体 チーム巡回 不満解消 JA熊本うき

ナスの管理をする技能実習生や農家とJA職員。JAは専門チームで実習生も受け入れ農家もサポートする(熊本県宇城市で)

 ベトナムから来た技能実習生のグエン・バントゥイさん(26)がナスのハウスで汗を拭う。「日本語は難しいね。どうすればうまくなるの」

 実習生が相談するのは、JA熊本うき営農企画課の吉田賢一課長だ。JAは2004年、農家らが技能実習を適正にしているか確認や指導をする「監理団体」となった。実習生を受け入れる農家と、ベトナムと中国から来た約400人を支援してきた。

 現在は実習生119人を農家40戸が受け入れる。JAは吉田課長をリーダーとする専門チームで支える。職員がベトナム語の通訳と共に、毎週のように農家と実習生を訪問。双方の不満や悩みなどを聞き取る。その内容を記録し、具体的な解決方法を丁寧に伝える。課題はチームで共有する。

 吉田課長は「24時間対応の仕事。農家にも実習生にも公平な立場でルールを説明し、トラブルを極力減らしている」と説明する。例えば、実習生が病院に行く時は通訳と共に付き添う。実習生同士がけんかを起こせば、真夜中でも対応する。農家と実習生だけでなく、JAが仲介する方が解決につながりやすいという。

 実習生を受け入れるナス農家の林田堅さん(65)は「気心が知れているJA職員が常に対応してくれるので安心。農家も実習生もJAの存在が心強い」と頼もしく感じる。
 

フォロー体制双方に安心


 JAは、実習生を日本に仲介する海外の「送り出し機関」との連携も密にしている。送り出し機関に所属する通訳で宇城市に住むグエン・ティフォンさん(27)は「JAのフォロー体制はとても親切。ベトナム人が住みやすく笑顔でいられ、偏見がない地域だ」と話す。……
1 2

おすすめ記事

地域の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは