[営農ひと工夫] 積み重ね最大50束 はさがけ台組み立て簡単 岐阜県富加町の吉田さん考案

考案したはさがけ台に稲穂を掛ける吉田さん(岐阜県富加町で)

 岐阜県富加町の吉田正生さん(65)は、鉄製パイプを組み合わせ、短時間で作成できる「はさがけ台」を考案した。シンプルな構造だが、稲穂を最大50束掛けることができる。稲穂を掛ける土台を回転するように工夫し、日当たりを調節できるようにした。材料はホームセンターで購入でき、費用は3000円程度という。

 材料は鉄製パイプと金具、鉄製のくいだけ。まずは、鉄製のくい1メートルを地面に約30センチ埋め込み、金具で2メートルの鉄製パイプとつなげる。つなげたパイプと垂直になるように、収穫した稲穂を掛ける台として80センチに切ったパイプを取り付ければ完成。吉田さんは「組み立ての作業時間は5分以内で終わるので楽。誰でもすぐに作ることができる」とアピールする。

 稲穂は最初の1束だけパイプを挟むように二つに分けて掛ける。2段目以降は、下段の稲穂から90度回転して2束ずつ重ねる。高さは、縦に取り付ける鉄製パイプの長さで調節でき、最大2メートルで50束を掛けることができるという。

 吉田さんがこのはさがけ台を考案したのは昨年。昨年は鉄製パイプ3本を正三角形に組み合わせて使っていたが、風通りが悪く、一部の稲穂にかびが生えたという。今年は鉄製パイプ1本ではさがけができるように改良。土台部分のパイプはねじを少し緩めれば回転でき、日光の当たり方を変えることが可能だ。今のところかびの発生はないという。晴天日が3日あれば1週間程度で、乾燥機にかけなくてもよい程度の乾燥度合いになる。穴を開けた防水シートを穴から鉄製パイプに通し、シートで稲穂を覆うことで雨風対策もできる。

 吉田さんは「コシヒカリ」などを1ヘクタールで栽培する。そのうち20アールで栽培する水稲もち品種「モチミノリ」は、全て考案した方法で乾燥させる。

 
 
 

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