[岡山・JA岡山西移動編集局] 就農者にバイト紹介 未収益期間の収入確保

JAの加工場でタケノコの出荷作業に励む畑さん(岡山県倉敷市で)

 岡山県のJA岡山西は、果樹の新規就農者に、JA施設のアルバイトを紹介し、未収益期間の収入確保につなげている。農作業の合間に勤められるよう、希望に応じて日数や時間を柔軟に対応。年間を通して新規就農者が働ける環境を整え、経営が軌道に乗るまでをサポートする。仕事を通じて新規就農者同士や住民、JA若手職員と交流もでき、喜ばれている。

 「桃ができるまでの収入が一番不安。農業を理解し、自由に働かせてもらい助かる」。倉敷市のJAの加工場でタケノコ加工に従事する畑祐貴さん(33)は感謝する。2年間の研修を経て、総社市で11月に就農した。借りた30アールに桃「清水白桃」を定植し、放棄地1・7ヘクタールも開墾中だ。3年後の収穫までの収入が不安材料で、JAに相談したところ、仕事を紹介された。

 加工場で働くのは週3日ほど。基本は午前9時~午後5時だが、農作業が忙しいときは午前中で終えるときもある。農作業の傍ら、自由な働き方ができることが利点だ。

 JAではこの10年、国や県の事業を活用して新規就農者が増加。今では畑さんと同じ、新規就農者約10人が4、5、11、12月のタケノコ加工、6~9月の桃選果、9~12月のライスセンターなどJA施設で働く。他の期間では、春と夏に同じ果樹生産者の作業を手伝い、技術を学ぶ。

 JA営農部の安井健次長は「JAも人手の確保につながり助かっている。若手職員と親交も深まり、融資などの相談もしやすくなる」と話す。
 

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