令和最初の青果初市 豊洲市場 活況な“船出”

初市を彩った青果の宝船。威勢のいい声が飛び交い次々とせり落とされた(5日、東京都江東区の豊洲市場で)

 全国の主要青果卸売市場で5日、令和初となる新年の「初市」が行われた。東京都中央卸売市場豊洲市場では、ニンジンやカリフラワーなど色とりどりの野菜や果実を詰め、船首に今年の干支(えと)のネズミの置物を飾った「宝船」から取引を開始。特大サイズは50万円の最高値が付き、初市を盛り上げた。

 宝船は新年の五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛を願い、毎年せりにかける。今年は前年より1隻多い25隻で、横浜市の生産者らが制作。最高値は仲卸のかねす鈴屋が落札した。

 東京シティ青果の鈴木敏行社長はあいさつで、市場の立地をいかした五輪での食材供給に意欲を示した。6月に施行する改正卸売市場法にも触れ、「大きな変化が起こる1年。市場の特長を生かし独自性ある品ぞろえを強化したい」と強調した。

 都中央卸売市場大田市場は同日、恒例の山形産サクランボ「佐藤錦」の初取引があり、1箱(きり箱入り・500グラム・特秀)80万円の値を付けた。前年初市の倍以上となり過去最高値となった。青果卸の東京青果は「天候不順など複数の要因からやや不作だった。2社の仲卸が競合する中、新年の験担ぎもあり高値が付いた」と話す。

 同日、東京都中央卸売市場全体の青果物販売量は、前年の初市より7%少ない9846トン。大田市場は同8%減の3768トン、豊洲市場は4%減の1507トンだった。
 

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