新社会人は新型コロナ禍で出はなをくじかれたけど

 新社会人は新型コロナ禍で出はなをくじかれたけど、まずはおめでとう。「身過ぎ世過ぎは草の種」。世に飯の種があまたある中、君が選んだ道だ▼仕事が人を育てる。仕事が人をつぶす。どちらも本当である。働くことの喜怒哀楽を『傑作!広告コピー516』(文春文庫)の宣伝文句から拾ってみた。〈やりたいことも やらされることも、仕事と呼びます〉。新人のうちは、やらされていると感じることの方が多い。〈ネクタイ労働は甘くない〉▼それでも〈働けば働くほどビールは、うまくなる〉。その一杯のために耐え忍ぶ。だけど酒で癒やせないことも増えてくる。何度も壁にぶつかる。見切りをつけるか、思いとどまるか。そんな時はこんなコピーを思い出して。〈あなたが いま辞めたい会社は、あなたが 入りたかった会社です〉▼先々のことはともかく、まずは目の前の仕事である。自分のやりたいことはそうそう回ってこない。タレントの萩本欽一さんが苦労の時代を回想している。「したくない仕事しか来ないんです。でも、運は、そこにしかない」。頑張る人に運は向く▼「働く」は、「傍(はた)を楽にする」に通じる。緊急事態の今こそ、誰かのために汗を流そう。君が選んだ協同組合は、それを仕事とする。健康と健闘を祈る。

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