「帰省」と入力したら、「規制」に変換された

 「帰省」と入力したら、「規制」に変換された。あながち間違いではない、今年のお盆である▼コロナ禍の盆帰りとはいえ、お上がお触れを出すのはお節介。しかも一律自粛ではないがリスクは侵すなと。どっちやねんとツッコミたくなる。「県をまたぐ観光は勧めておいて、家族の元に帰るのは控えろって、どういうことですか」。大学生のぼやきももっとも。東京から実家に戻ったら戻ったで「さっさと帰ってください」という陰湿なビラがまかれる嫌がらせも起きた▼帰省から連想は「寄生」へと飛ぶ。政府は、庶民の帰省には慎重なのに、なぜ問題の多い「Go To トラベル」は見直そうとしないのか。まさか大手旅行代理店など観光業界と「寄生」関係にあるのでは、と勘ぐりたくもなる▼こちらの「寄生虫」はすごい。感染症撲滅の救世主になったのが、ノーベル賞受賞者大村智さんの開発した抗寄生虫薬のイベルメクチン。この薬が、新型コロナウイルス治療薬の一つになるのではと報じられた。実験段階だが、北里大学は治験を進めるという。実用化を心待ちにしたい▼期待といえば将棋界の風雲児藤井聡太「棋聖」。王位戦王手で2冠も見えてきた。規制で帰省できない方も棋聖の気勢に奇声を上げますか。もう変換が追い付かない。
 

おすすめ記事

四季の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは