キカラスウリ 根で解熱、せき止め

鎮咳、去痰、鎮痛の作用があるカラスウリ 

 キカラスウリ(黄烏瓜)の母種は中国に産し、日本産はその変種です。種子、根を薬用に用い、生薬名はそれぞれ、括楼仁(カロニン)、括楼根(カロコン)です。

 オオカラスウリもキカラスウリに似ていますが、完熟して赤くなる点が異なります。初めは黄色で、キカラスウリと思っていると完熟して赤くなるので驚きます。
 

採 取


 根、種子は秋から初冬にかけて採取します。長く円柱状の根は、掘り取った後に外側の皮を剥ぎ取って水でよく洗い、乾燥しやすいように輪切りにしてから天日で乾燥させます。種子は、完熟した果実をつぶして水の中でより分け、日干し乾燥させます。
 

使用法


 括楼根には解熱、せき止め効果があります。括楼根を細かく砕き、1日量10~15グラムとして水500ミリリットルを加えて煎じます。半分ほどに煮詰め、1日3回に分けて食間に服用します。括楼仁は利尿や母乳をよく出すのを目的に、5~10グラム煎じて服用します。

 根から製造したでんぷんを天瓜粉(天花粉)と称し、小児の皮膚病、汗に用いました。自家製品を作るには、秋から初冬にかけて根を採取し、水洗いしてから細かく砕き、水を加えてミキサーなどでかき混ぜて静置すると、でんぷんが沈殿します。

 上澄み液を流し、水を加えて、この操作を数回繰り返すと、純白のでんぷんになります。これを日干しで乾燥させた物が天瓜粉です。

 

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