5Gで迅速指導 農業分野で眼鏡型端末実証開始へ 高知県、ドコモ

 高知県やNTTドコモなどは17日から、次世代の第5世代移動通信方式(5G)を活用した農業分野の遠隔指導の実証実験を同県内で始める。高速・大容量が特徴の5Gを生かし農業指導に必要な高精細な映像などをカメラ付きの眼鏡型端末でやり取りする。離れた場所でもリアルタイムに技術指導できる。5Gによるカメラ付き眼鏡型端末の農業分野の実験は全国初の試み。

 実験は、就農希望者らを育成する四万十町の県農業担い手育成センターで行う。同県の情報サービス会社エレパとソフテックが協力する。「スマートグラス」と呼ばれるカメラ付きの眼鏡型端末を使う。端末を着用した同センターの研修生が、病害虫被害に遭った農作物などの映像を担当職員に伝達できる。職員からも端末のディスプレーに映像を送れ、研修生は映像を端末中の視野映像に重ね確認し作業することで、栽培技術向上につなげる。5G通信では、高画質の映像をスムーズに立体的に確認できる。

 現行の第4世代移動通信方式(4G)で課題検証後、2020年後半に同センター内に5Gエリアを構築し、実証する。県は5Gを活用し、農業技術の伝承などを狙う。同センターの齊藤格久チーフは「農業技術を遠隔地から映像で分かりやすく具体的に伝えられる。技術伝承をスムーズに進められる」と期待する。

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