まさおのこんにゃく 北海道厚沢部町
2021年03月02日

北海道厚沢部町の畑作農家、木村容男さん(70)が手作りする。北海道でコンニャク芋の栽培は珍しいが「以前、山形で食べたこんにゃくの味が忘れられなかった」という木村さんが、約10年前に栽培を始めた。
群馬県の農家へ視察に行き、施肥量や収穫後の保存方法を学んだ。自宅に隣接した加工場で蒸して砕いた芋の練り方を工夫するなど、試行錯誤を経て納得の味を完成させた。
歯触りが良く、二度ゆでしているので臭味がなく、刺し身でも食べられる人気商品だ。
1個入り1袋380円。地元の厚沢部町の道の駅や函館市内のスーパーなどで販売する。
問い合わせは木村さん、(電)090(8901)0164
群馬県の農家へ視察に行き、施肥量や収穫後の保存方法を学んだ。自宅に隣接した加工場で蒸して砕いた芋の練り方を工夫するなど、試行錯誤を経て納得の味を完成させた。
歯触りが良く、二度ゆでしているので臭味がなく、刺し身でも食べられる人気商品だ。
1個入り1袋380円。地元の厚沢部町の道の駅や函館市内のスーパーなどで販売する。
問い合わせは木村さん、(電)090(8901)0164
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和牛子牛を取引する群馬県の渋川家畜市場で9日、せり名簿への「ゲノミック育種価」の表記が始まった。血統や体格などに加え、子牛の能力を判断する新たな指標として提示し、評価向上や取引の活性化につなげる。分析を担う家畜改良事業団によると、ゲノミック育種価をせり名簿に記載するのは全国初の試み。(斯波希)
ゲノミック育種価は、和牛の能力をゲノム(遺伝子)の違いで評価する。
2021年04月10日
3都府県「まん延防止」 コロナ禍出口どこに
政府は9日、新型コロナウイルス対策として緊急事態宣言に準じた対応が可能となる「まん延防止等重点措置」を東京、京都、沖縄の3都府県に適用することを決めた。対象区域の飲食店は、営業時間の午後8時までの短縮を求められる。影響を受ける外食産業や農家などの関係者からは、コロナの終息に向けた出口が全く見えない状況に「かなり厳しい」「これ以上は限界」といった声が相次いだ。
また時短、限界 消費しぼむ
外食
外食業界団体の日本フードサービス協会は「飲食店は『時短営業対応をいつまで繰り返すのか。いい加減にしてほしい』というのが本音だ」と明かす。……
2021年04月10日
スマート農業投資 効果見極める人育てよ
スマート農業は労働時間の削減などにつながる一方、機械・機器が高額で導入には大きな経営判断が必要だ。農水省と農研機構のスマート農業実証プロジェクトの中間報告で、効果的で効率的な投資ができる経営能力の重要性が明らかとなった。官民連携での人材育成が求められる。
実証プロジェクトは2019年度に始めた。ロボットや人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)などの先端技術を、生産から出荷までの各段階に複数取り入れ、スマート農業技術のメリットと課題を分析する。計179地区が採択され、それぞれ2年間実施する。21年度からの31地区では輸出や新型コロナウイルス禍に対応するリモート化など、時代に即した課題が並ぶ。
3月に公表された中間報告は、19年度スタート分のうち、畑作や露地野菜、施設園芸、果樹など最初の1年分の成果をまとめた。全体の傾向として労働時間の削減につながり、農機での作業は、自動操舵(そうだ)などの機能によって運転に不慣れな人材でもできたと評価する。
ただ、数百万円にもなる高額な農機・機器の導入コストは重い。経費の抑制には、利用面積の拡大や地域での共同利用(シェアリング)の必要性が指摘された。
実際は、個々の経営で全ての技術を一度に導入するのは現実的ではない。長期的な視野に立って経営を分析し、必要な農機・機器を見極め、収支を見通すことのできる人材が求められる。
農機・機器の使いやすさは改善が進んでいるが、作物の収量や品質の向上、販路の拡大を担うのは人である。また、スマート農業技術の導入で特に施設園芸では、病害虫管理はもちろん、植物の生理に合わせた養液、温湿度、二酸化炭素(CO2)の調整などについてより精密な情報が増え、判断が必要な場面が多くなっている。規模拡大で雇用が増え、経営管理能力の重要性も高まっている。
日本施設園芸協会は、環境制御装置などの導入が進む施設園芸で、こうした人材育成の必要性を指摘する報告書を作成した。経営者や栽培担当者が技術やマネジメントを学び、人材・情報交流や技術実証もできるよう、JAグループや行政、研究機関、資材メーカー、農業者などが連携する具体像を提示している。
中小規模の農家によるスマート農業の実践事例も紹介している。同協会は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で、県やJAと連携した取り組み事例を公開している。
こうした実証プロジェクトや農業関係団体などの成果や取り組み事例、情報を、自らの経営や人材育成などの計画を検討する材料にしたい。
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2021年04月06日

JA運営に准組の声を 実践の年 懇談会、総代選出広がる
JAの事業や運営に准組合員の声を反映する取り組みが広がってきた。懇談会や全戸訪問、総代選出など、JAごとに多様な方法を展開。集まった要望は事業計画に盛り込むなどして実現する。JAグループは2021年度を意思反映の“実践の年”とし、取り組みを加速させる。
水稲を中心とした農業が盛んな滋賀県のJAこうかでは、19年に運営参画を進めるための方針を定め、「准組合員懇談会」を開始。……
2021年04月11日
〈女性の力の及ぶところ はじめて平和の光あらん〉
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2021年04月10日
一村逸品の新着記事

ごはんのおとも 宮城・JA新みやぎ
JA新みやぎみどりの地区の振興作物であるネギ類を中心に、トマトや生シイタケなどを使っている。和食の主役「ご飯」をよりおいしく食べるために開発した。「ネギたっぷり旨辛醤油麹(うまからしょうゆこうじ)」「ネギたっぷりラー油」「ネギたっぷりキムチ」「トマト醤油麹」「しいたけ醤油麹」の5種類。
添加物はほとんど使っておらず、ご飯やおにぎりの具としてはもちろん、調味料としても活用できる。
1瓶(130グラム)「ネギたっぷりラー油」が518円。他4種は464円(同)。元気くん市場仙台南店・同仙台店などで販売中。問い合わせはJA新みやぎみどりのマーケティング室、(電)0229(87)3344。
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2021年04月08日

う米豚肉まん・あんまん 北海道・JA道央
北海道のJA道央が地元食材で作り、幅広い世代に愛されている。
肉まんには、千歳市のブランド豚「う米豚(まいとん)」を使用。ふんわりとした生地に肉がぎっしり詰まって食べ応えがある。あんまんは、小豆「エリモショウズ」を低糖で仕上げた。上品な甘さが好評だ。冷凍での販売で、1個当たりの重さは200グラムとボリュームも満点。
1個450円前後(店舗によって異なる)。JAのオンラインショップや管内の直売所、新千歳空港、ホクレンくるるの杜で販売。問い合わせはJA道央営農生産事業本部園芸特販課、(電)011(370)1611。
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2021年04月07日

黒糖バター JAおきなわ
原料の黒糖は小浜島産で、JAおきなわが運営する製糖工場で作られたものだ。石垣島産の塩も使う。
沖縄黒糖の消費拡大のため開発から発売まで、JA女性部が全て企画した。試行錯誤して黒糖とバターの配合バランスを整えた。黒糖の風味をしっかりと感じられ、黒糖の粒をあえて残すことで食感を楽しめる。
口コミで人気が広がり、予約待ちの状況となっている。1個(70グラム)500円。石垣市のJAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で販売する。
問い合わせはJA八重山地区本部、(電)0980(82)2005。(沖縄)
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2021年04月06日

はとむぎチョコ JAしまね斐川地区本部
JAしまね斐川地区本部が販売するチョコレート菓子。西日本最大のハトムギ生産量を誇る出雲市斐川町産を100%使用する。定番のビターとミルク味に加え、昨年、抹茶味を発売した。
パフ状のハトムギがチョコレートでコーティングされ、さくさくの食感とハトムギの香ばしさが広がる。ハトムギは健康や美容に良いとされる栄養成分が豊富で、チョコなどの加工品は贈り物としても好評だ。
JA店舗や島根物産館、インターネットなどで販売。抹茶300円、ミルク230円、ビター290円。問い合わせはJAよい食工房、(電)0853(73)9186。
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2021年04月05日

ムラング ゆず 栃木県芳賀町
洋菓子店「リジェール」が製造する焼き菓子。ムラングとは、フランス語で卵白に砂糖を加えて泡立てたメレンゲのこと。ゆず味は、JAはが野管内の茂木町産のユズ粉末を使う。ゆずの他、イチゴや黒ごまなど5種類を周年販売し、季節限定の味も展開する。
同店は芳賀町産の卵で菓子を製造し、カスタードクリームなどに卵黄を使う。余る卵白を活用した商品としてムラングを思い立った。同店の他、JA友遊直売所で販売している。ゆず味は、同直売所で1袋(約10個入り)216円。
問い合わせは同直売所、(電)028(677)6466。
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2021年04月02日

金沢すいかカレー 石川・JA金沢市
金沢市の日本海に面した砂丘地で栽培される「金沢すいか」を使ったレトルトカレー。JA金沢市オリジナルカレーとしてイベントで試験販売したところ、異色のコラボレーションとあって反響が大きく、2020年に商品化した。
「金沢すいか」の果汁を水分代わりにして仕上げる。甘味がカレー本来の味わいをまろやかに引き立てる。大きくカットされた国産豚肉も好評を博し、老若男女問わず人気の逸品だ。新型コロナウイルス禍の影響もあり、ネット販売の需要が高まっている。
1袋(180グラム)390円。問い合わせは、JA金沢市直販企画課、(電)076(237)0511。
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2021年04月01日

ぬまづ茶 静岡・JAなんすん
静岡県沼津市を舞台とするテレビアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の主人公「高海千歌」を起用した、JAなんすんオリジナルデザインのコラボレーションパッケージ。
全国に沼津茶をPR・販売し知名度を高め、農業所得を向上させるため、東京都のアニメ制作会社サンライズと共同で開発した。沼津茶を急須で入れた際に「緑茶本来の香りが楽しめ、味もおいしい」と話題になっている。
1袋(100グラム)1080円。JAホームページ(JAタウンネットショッピング)、JA製茶工場、緑茶館ぬまづで購入できる。
問い合わせはJAなんすん製茶工場、(電)055(921)0335。
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2021年03月31日

ひとめぼれ米粉うどん しいたけうどん JA秋田しんせい
JA秋田しんせいが開発・販売するうどん乾麺。米粉うどんは、JAの独自ブランドの「土づくり実証米」を使い、ツルツルとした喉越しと滑らかな舌触りが特徴だ。しいたけうどんは、JA管内の菌床しいたけメガ団地で出た規格外品を使用。うま味と栄養を麺に練り込み、風味のある麺に仕上げた。
管内のAコープで販売している他、由利本荘市、にかほ市のふるさと納税の返礼品として使われている。
米粉うどんは1袋(200グラム)220円(税別)、しいたけうどんは同330円(同)。問い合わせはJA秋田しんせいAgri・Food未来企画課、(電)0184(27)1661。
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2021年03月29日

さぬき松ぼうろ 高松市
JR高松駅近くの和菓子店「御菓子処(どころ) 湊屋」の3代目、佐藤亮太郎社長が香川県独自米「おいでまい」の米粉や白みそ、和三盆を使って開発した。
高松市は盆栽の一大産地であることから、松の葉や幹をイメージ。米粉の割合や焼成温度などを試行錯誤して、サクッとした食感のボーロに仕上げた。竹炭を混ぜて黒く焼き上げた「白みそ味」と、緑色の「抹茶味」の2種。若い人にも手に取ってもらおうと、パッケージもモダンなデザインを考案した。
紙袋入り(50グラム)378円、缶入り(90グラム)972円。同店やJA香川県の「高松盆栽の郷(さと)」、土産物店、道の駅などで販売する。問い合わせは湊屋、(電)087(821)8634。
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2021年03月25日

南薩コンフィチュール「金柑(きんかん)とたんかん」 鹿児島県南さつま市
鹿児島県南さつま市の「南薩の田舎暮らし」が製造。同市の特産物のキンカンとタンカンの両方を使ったマーマレード。収穫を迎える3月にしか製造せず、旬にこだわる。
タンカンの新鮮な香りとキンカンの濃厚な甘味が特徴。パンやヨーグルトと一緒に食べるのがお勧め。製造する窪壮一朗さん(38)、菜つみさん(35)夫妻は「マーマレード特有の苦味を抑えているので、苦手な人にこそ食べてほしい」と話す。
1瓶(130グラム)600円。JA南さつま直売所「大浦ふるさとくじら館」やインターネットで販売する。注文、問い合わせは、(電)090(5767)9768、または「南薩の田舎暮らし」ホームページ。
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2021年03月24日